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建築ブログ

05.27 | 地下室・地下車庫, 混構造(木造+RC)

地下室地下車庫のある家@田園調布~外壁モルタル塗りまで

1月半ほど前に上棟までお知らせした『地下室地下車庫のある家@田園調布』。

7月の完成を目指し、工事が進んでおります。

まずはサッシ取り付けの模様から。

サッシ取り付け

サッシ取り付け

サッシの下に黒い紙切れのようなものが見えますよね?

外からも見てみましょう。

防水シート

防水シート

サッシの下には、この黒い防水シートを噛ませて、万一雨が差し込んでも、
木枠に雨が直接触れることのないようにしています。雨(というか水)は大敵です。

サッシの下は構造上、水が浸入しやすいので特に注意が必要です。

壁面はタイベックシルバーという透湿防水シートで覆います。

タイベックシルバー

タイベックシルバー

防水性を持ちながら、こもった湿気は通すという優れモノ。

さらに遮熱性も持つ透湿・防水・遮熱シートです。

多機能製品ですね。

さてサッシに戻りましょう。

今度はサッシ横です。

 

ブチルテープ

ブチルテープ

基本的にタイベックシルバーで水が差し込むのを防ぐのですが、これもサッシと防水シートだけでは
万全とは言えません。

そこでサッシのすぐ脇、タイベックシルバーの下をブチルテープという粘着テープで覆います。

このテープも防水性、気密性に優れ、あらゆる被着体に高い粘着力を発揮する商品です。

サッシの雨対策はこのように、防水シートを重ねて使うことで、木部に水が触れるのを防ぎます。

通気層確保

通気層確保

さて次の工程は断熱材の施工です。

その前に大切な工程がこちら。

この写真は屋根ですが、内側にダンボールのような部材(商品名アクエアー)を敷いて、
空気層を作ります。

屋根に照りつける日差しに熱せられた空気がこの通気層を通って屋根の頂上にある棟の部分から
換気されます。

その熱い空気のとおり道の下側に断熱材を施工するので、熱が伝わりにくくなるんですね。

断熱材施工後

断熱材施工後

断熱材の施工が完了しました。

アクアフォームという断熱材です。

真ん中に青い画鋲のようなものが刺されているの、わかります?

よってみましょう。

75mm

75mm

はい、断熱材の厚みを確認するための画鋲のようなものでした。

針の部分が75mmあって、その厚さをきちんと施工しているかどうかを確認するものです。

天井はどういう感じかというと、

150mm

160mm

直射日光が当たるので、壁の倍以上の厚みを確保するんですね。

さあ無事に断熱材の施工が完了致しました。

オークのフローリング

ウォールナットのフローリング

こちらは床の様子。フローリングを敷いています。

無垢の木ですから湿気によって膨張する場合があります。

ある程度膨張することを見越して、隙間を開けるため緑のテープを挟んでいるのです。

いや、しかし、いい色だと思いませんか?

この色味が一番引き締まるように思います。渋い。

なんたって、マホガニー、チークと並び称される三大銘木ウォールナットですから。

外壁

外壁

さて、最後は外観の仕上げをご紹介いたしましょう。

SP防水と書かれたシートの上を覆っているのはラス板と言われるものです。

このラス板に、モルタルを塗って外壁をつくります。

このSP防水の中は、先ほどの防水・透湿・遮熱シート=タイペックシルバーが貼ってあり、
そこに空気層を作るために、通気胴縁という部材が施工してあります。

その上にこのSP防水シート、ラス板、モルタルと施工していきます。

通気胴縁の写真を撮り忘れましたので、余所様の現場写真でご紹介しましょう。

こちら

通気胴縁

通気胴縁

この木が通気胴縁です。

上から覆われても、木と木の間を空気が通るので、空気が澱まず内部結露などを防ぎます。

モルタル塗布

モルタル塗布

ラス板にモルタルを塗りつけています。

このモルタルは2度塗りを行います。

塗った跡がよく見えるでしょう?

わざと粗く、塗り跡を残しているんです。

なぜでしょう?

モルタル塗布完了

モルタル塗布完了

はい、粗く塗ることで、2度目の塗布がこの凹凸に食い込み、グリップが効くのです。

壁面の塗り仕上げは、手間がかかりますが人の手で仕上げますので、風合いが出ます。

2度塗りの仕上がりが楽しみです。

工事は進みます。

 

 

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