2週間ぶりのご無沙汰でございます。
仕事をしていなかったわけではなく、逆にかなりバタバタしており、
写真の準備が間に合っておりませんでした。
昨日の朝刊に、7月の住宅着工戸数が8.9%前年比増加したという記事がありました。
相続税対策のための賃貸住宅が牽引しているようですが、
注文住宅も6%増加とのこと。
これだけの低金利ですので、チャンスであることは間違いないようです。
さあ、本題に参りましょう。
初めてのご紹介となります、「地下室地下車庫のある家@横浜市港南区」。
まずは建て替え前の様子から。
綺麗にお住まいのお宅です。
カーポートの屋根もまだ新しいですね。
このお宅は土地面積、約100㎡。低層の住宅地ですから、容積率は100%です。
100㎡の延床面積ですと、必要なものを揃えたらそれでいっぱいいっぱい。
そのままですと、趣味のお部屋とか、広い収納とか、余裕のある洗面脱衣室を作ることはできません。
「なんとかならんか・・・」
ということで、行き着いたのが「地下室地下車庫のある家」だったそうです。
地下を有効に活用することで、約30㎡分(畳約18帖分!)広くすることができました。
30%広くなるというのは大きいのです。
上述した3つに加え、寛ぎの和室(地下室なので納戸扱いではありますが)、
ユーティリティ付きの広いLDK、地下に屋根付きの駐輪場までできました。
周囲の皆様になるべく迷惑がかからないよう、配慮して解体作業に入ります。
あっという間に見えますが、1軒の家を解体するというのも結構な大仕事です。
当社でよくあるケースは、道路と地盤面の高低差がもう少しあって、道路面まで掘ってあげて
そのまま地下をつくるというもの。
例えばこんな感じです。
ご覧のとおり、床面は道路とほぼフラットですよね。
しかし今回の場合、高低差がそれほどないために、地下室地下車庫をつくるにはもう少し掘り下げる必要があります。
こんな感じ
上から見ると、すごくほっているように見えますね。
地下の奥側には地下室を2つつくる予定です。
道路との関係は、道路面から緩やかなスロープで下ります。
そのスロープが車庫スペースになります。
要は高低差が足りない分、スロープで補って、車や自転車も無理なく移動できる
高低差をつくる作戦です。
言葉ではわかりにくいかもしれません。
準備が整い次第、再度、模型でご説明しましょう。
山留め、転圧が終わり、湿気が上がらないように処理をして、墨出しのための捨てコンを打設します。
強度を求める構造上の工程ではありませんので、コンクリートの厚みもあまりありません。
綺麗に捨てコンが仕上がりました。
さあ次は、地下1階のコンクリートスラブに入ります。
工事は進みます。
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