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建築ブログ

11.15 | 地下車庫

地下車庫のある家@港北区~続報

2か月前に上棟までご紹介した、地下車庫のある家@港北区。

その後の写真が届きました。

模型で思い出していただきましょう。

地下車庫のある家

地下車庫のある家

建て替え前の現地は、こちら。

現地の状況

現地の状況

玄関の向きを逆にして、高低差のある西側に地下車庫を作ります。

しかし、それほどの高低差ではありませんので、地下室は造らず、
車庫に取られていた広さを、室内に活用するにとどめました。

 

窓の施工

窓の施工

窓の設置です。

今回も混構造ですから、1-2階は木造です。

窓の下に黒い紙のようなものが出ているのは・・・

 

防水

防水シート

窓設置前の写真です。

雨水は住宅の天敵です。

窓の隙間から雨が入ってはいけませんが、水を完全に制御するのは不可能です。

嵐の時などに万が一水が入り込んでも、木に触れることがないように、あらかじめ防水シート
をサッシの下にしのばせておきます。

 

スペーサー

スペーサー

こちらは屋根の裏側。

最終的に2階天井を施工しますので、見えない部分です。

このダンボールのような建材はスペーサーといって、屋根の裏側とこのスペーサーの間に
通気層を作って、夏の暑い空気を逃がす働きをします。

現物はこんな感じ。

 

現物アップ

現物アップ

表裏でご覧頂いています。

裏側は下のようにアルミが蒸着されていて、遮熱効果を発揮します。

真夏の屋根は、70℃くらいまで上がることがあります。

その熱をこの通気層を通る空気で屋根の一番高いところ=棟から、逃がします。

 

防水シート完了

防水シート完了

その換気は、屋根だけでなく壁から伝って空気を逃がします。

この写真は防水透湿シートを施工し終えたところ。

このあと、壁にも通気層を作ります。

 

通気胴縁

通気胴縁

縦に木材が設置されました。

通気胴縁といいます。

この上から外壁で覆いますが、一番下の部分は空気が通るように開けておきます。

すると、そこに通気層ができ、太陽に温められた空気が上昇気流を起こして上に上がります。

そのまま、屋根に繋がり、先ほどのスペーサーと屋根の間を通り抜けて棟から放出されるわけです。

夏を快適に暮らすには欠かせない構造ですが、建売住宅などでは採用されていないケースも多いです。

 

外壁施工

外壁で覆う

外壁材は旭化成のパワーボード。

これで覆い、通気層を作ります。

 

外壁施工完了

外壁施工完了

外壁の施工完了しました。

もともと車庫があった部分が壁で覆われています。

室内がその分広く使えるようになり、LDKの一部が吹き抜けになったり、
畳コーナーをつくったりして、余裕のあるプランに仕上がっています。

バルコニー

バルコニー

こちらはバルコニーの施工の模様。

「え?木で出来ているの?」

なんて方も結構いらっしゃいます。

そうなんです、木造ですから、構造は木です。

でも、しっかり防水しますので全く問題ありません。

防水の方法は、ヨットやプールなどでも使われるFRP防水。

FRPとは繊維強化プラスチックの略です。

床の施工

床の施工

まずはコンクリートパネルで床を施工します。

なまえはコンクリートパネルですが、素材は合板です。

コンクリート打設のときに使うパネルだからこの名がつきました。

慣れてない方には紛らわしいかもしれません。

シーラー

シーラー

このあとに敷くガラスマットが設置しやすいようにシーラー(ノリのようなもの)を塗布します。

 

ガラスマット

ガラスマット

コンパネの上に、繊維の束であるガラスマットを設置します。

 

dsc04031

 

工程は省きましたが、樹脂で塗りあげてFRP防水施工が完了しました。

このあと、トップコートという塗料で仕上げます。

バルコニーに塗ってある、グレーのやつですね。

ガラスマットや樹脂を保護します。

 

さて、外まわりはかなり進みました。

これより内装。

工事は進みます。

 

 

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