昨日の朝刊に、来年の10月の消費増税時に、
影響の大きい自動車と住宅について、
需要変動を平準化するための具体策を検討している
という記事が出ていました。
内容的には、従来の住宅ローンを借りた場合に、年末のローン残高の
何%かが戻るローン控除を拡充する方向で検討されているという記事でした。
真新しいものではありませんでしたが、いよいよ近づいてきたなという感じがいたしました。
ただ、『本当に上がるのかな?』
とも思いますよね。
これまで、2回先送りになりました。
2度あることは3度あるのか、3度目の正直なのか。
答えは出ませんね。
住宅の建築を検討していらっしゃる方にとって一番大事なのは、
ご自分たちの状況を見据え、判断されることだと思います。
いまの住まいにご不満があるのであれば、一刻も早くご判断された方が、
ハッピーな時間を長く過ごせますから。
不満なのにそのまま何も考えていないというのが一番問題です。
結果やるにしろ、やらないにしろ、問題点を明らかにして、解決策を検討し、
判断していきましょう。
前に進まないともったいない。
ご家族と一緒に幸せに暮らせる時間は有限ですから。
というわけで、今日は建て替えのご判断をされ、先日完成した、
多層階二世帯住宅の建て替え前から完成までの一連の流れをご紹介しようと思います。
まずは、建て替え前のご様子から。
それまで、ご夫婦と2人のお子様と4人で暮らしていらっしゃいました。
ご両親やご親族もお近くにお住まいだったそうです。
建て替えを検討されたときに、当社のご提案する『多層階二世帯住宅』にご興味を持っていただけました。
『容積率に含まれない地下と小屋裏を活用すれば、200㎡以上の広さが確保できる。
それなら二世帯で暮らせるのでは?
しかも玄関を地下にすれば、雨の日に外階段を上り下りすることもない』
そんなことから計画をスタートされました。
まずは古家の解体から。
この大きな擁壁も取り壊します。
ある程度まで掘ってから、H鋼と矢板で山留を行います。
こんな感じ。
掘削を終了したら、地下室と地下車庫、玄関の床を固めていきます。
配筋して、コンクリートを打設しています。
手前が地下車庫、左手が玄関から、ホール、地下室へと続きます。
かなり端折りましたが、地下の配筋、型枠を行い、コンクリートを打設しています。
この作業が完成すると、1-2階は木造で建てます。
地下RC造、1-2階木造の混構造住宅です。
コンクリートの下は地下です。
土台を載せて、建てていきます。
一気に上棟しました。
地下部分も型枠が解体されています。
通気層を確保するスペーサを施工した跡に断熱材を施工しました。
外壁にはパワーボードを施工して、完成です。
建て替え前の写真と並べてみましょう。
今回の工事で、地階、1階、2階+固定階段で上る小屋裏収納を実現でき、
地下車庫を含めた有効面積は、240㎡を確保することができました。
玄関を地下に造ったことで、地下車庫と直接行き来でき、車であれば雨に全くぬれずに
外出可能です。
徒歩で外出、帰宅する際も外階段は利用せずにそのまま室内に入れます。
今回の工事は昨年10月にスタートして、4月の終わりに完成しました。
普通の木造から比べると時間はかかりますが、スタートすれば完成します。
いつか建てるのであれば、理想の家はなるべく早く手に入れたほうがいいと思います。
それだけ長く理想の家に住めるわけですから。
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