これまで工事の模様をご紹介しておりました、『一戸建てリノベーション@横浜市都筑区』。
ついに完成いたしました。
昨日、カメラマンさんと共に、撮影をしてまいりました。
完成写真はまだですが、先にスマホで撮影した画像で、一部をご紹介させていただきましょう。
と、その前に気になる記事を見つけました。
日本の住宅市場の特異性(下)『使い捨て』の悪循環 脱却を という記事です。
よく言われる、『欧米の住宅寿命は、100年位あたりまえなのに、日本は20年位で使い捨てにしている。その真の原因はなにか?』という記事です。
よく耳にするのは、日本は木造が中心で、欧米は石やレンガで建てるから、というもの。
しかし、実際には米国の家のほとんどは木造だからこれは違うと。
もう一つ、日本は高温多湿だから家が傷みやすいというのも、アトランタやニューオリンズでは、日本よりも年間の湿度は高いが、住宅寿命が短いことはない、と主張しています。
では、なぜ住宅寿命が短いのか?
日本の中古住宅では、その品質を維持するための改修が不足した物件が多く、買い手は中古住宅を敬遠するか、将来の改修、建て替え費用を見込んで、大きく値引いて購入しようとする。
高値での売却が難しいことを見越した売り主は、必要な維持管理をしない。
維持管理をしなければどんどん家が傷み、いよいよそのままではどうにもならない、となれば当然修繕費もかさむことになる為、それならばと、建て替えを選択することになる、というものでした。
そうならないためには、きちんと維持管理をし、適正な価値をはっきりさせれば、米国のような中古住宅中心の市場が出来上がるのではないか、という提言でした。
日本の場合は、そもそも新築時に長寿命を目指すことなく建てられた建売住宅が多いということも影響しているかもしれませんね。
いずれにしても、高い価値をキープするには維持管理が欠かせません。
それを実行された、お施主様のお宅。
完成した模様を、先行してほんの少しご紹介しておきましょう。
まずは外観の一部、ビフォーから。
築20年の外観。
きれいですがそろそろお手入れ時。
ガレージもややショートです。
全景はこんな感じです。
アフターはこちら。
逆光で少々見えにくいのが残念ですが、濃い色味でしまりました。
実物を見ると、塗膜も厚く感じられ、防水が強化されたことがよくわかります。
ガレージも大幅に大きくなり、サイドもカバーしていますので、雨が吹き込みにくく、車の汚れを防ぎます。
こちらはダイニングのビフォー。
このダイニングが今回のリノベーションでどのようになったかというと、こちら。
カウンタ―キッチンを壁として、元キッチンがあった所は、大型のパントリーにしています。
お子様たちが外に出られたこともあり、テーブルを兼ねたアイランドキッチンにしました。
この写真だと気付きにくいですが、中央に鎮座しているのは、ねこちゃん。
カメラを向けるとじっとしていてくれるおりこうさんです。
ダイニングビフォーの写真をよく見るとわかりますが、クロスなどかなり傷がついています。
お施主様は、猫ちゃん6匹に大型のワンちゃん2匹の飼い主さまです。
おまけにメダカやカメまで。
『飼って~』とお子様やお知り合いに頼まれるとどうやら断れない優しい性格の奥様。
お世話が大変ですが、時より見せるペットたちの愛らしい姿を見るのがとても楽しそうでした。
今回のリフォームでは、ワンちゃん猫ちゃんたちが、ストレスなく楽しく暮らせるようにというのが1つのテーマでしたので、いたるところにこのようなガリガリできる木を取り付けています。
こちらは2階から屋上に上がるキャットウオークです。
奥様と大工さんで、『どの辺に付ければ遊んでくれるかな?』と相談しながら設置しました。
ネコのおもちゃであるサルが飾ってある室内窓。
これは今回のリフォームで開けた室内窓です。
反対側から見ると。
こんな感じ。
上部が明るいのは屋上から漏れる光です。
この光を採りこむために、壁面の中を探りながら、構造に影響が出ない範囲で壁を開けました。
それまでとっても暗かったのです。
クロスの中央に白い線が入っていますよね。
これは、上下で縁を切っているんです。
こうしておくと、下のクロスに傷がついてクロスを替えたいなと思った時に、下だけ交換できますでしょ?
クロスも爪に強いモノを使っていますが、数年も経てばわかりませんので。
この写真では見えませんが、床もペット対策用で、汚れにくく掃除しやすい部材を使っています。
窓枠も白いキッチンの天板のように見えると思いますが、これも爪対策です。
残りの写真はカメラマンさんの写真でご紹介しましょう。
仕上がりまで少々お待ちください。
神奈川で鉄筋コンクリート(RC)の
注文住宅を建てるなら、
一級建築士事務所 奥建設・
奥建築設計事務所にお任せください。
鉄筋コンクリートの強度を活かし、
傾斜地を地下室や地下車庫の用途で
有効活用するプランの
実績が豊富です。
神奈川県横浜市戸塚区
矢部町1828-45
TEL:045-392-3061/
FAX:045-392-3062