一昨日の日経新聞に、住宅ローンの金利について、固定型に比べ金利の低い変動型が選ばれる傾向が続いていて、低金利の長期化が見込まれている模様、という記事が出ていました。
4年前にマイナス金利に突入した時には、”チャンス!”とばかりに、固定金利を選ぶ方が多かったようですが、そのまま超低金利が継続したことで、”それならば”と変動金利を選ぶ傾向が強まっているようです。
住宅ローン控除で、借り入れ金額の1%分の税が戻ってくることを考え合わせると、借りている方が実質のお金が増えるというリアルにマイナス金利を実感されている方も多いのではないでしょうか?
しばらく、お金が借りやすい状況に変化はなさそうです。
さて、地下室地下車庫のある家@藤沢、工事が進んでおります。
早速ご紹介してまいりましょう。
コンクリート打設を終え、型枠を解体したばかりの地下室です。
完成した建築実例に比べるとコンクリートの打ちっぱなし面が、粗く見えると思いますが、これは塗装を施しているからです。
最初にご紹介した写真は室内で、断熱材や仕上げ工事を行うため塗装はしませんが。
こちらがコンクリートの壁面や天井にネジを固定するためのインサートです。
内部仕上げの骨組みを固定したりする場合に活躍します。
上からぶら下がっている金具と木材が先に見たインサートの穴で固定されています。
ちなみに、奥の壁面についている左上がりの木材は階段を固定するための下地です。
ピンク色の断熱材がコンクリート内部に吹き付けされた断熱材です。
内部の仕切りは木材と石膏ボードで行います。
古いマンションが、スケルトンリフォームで全然違う間取りに生まれ変わるのは、この仕切りを撤去できるからですね。
地下のRC部分に続きまして、こちらは地上1階木造部分です。
柱とホールダウン金物がガッチリと接合されています。
下から出てきているアンカーボルトの出どころはというと、
基礎の立ち上がりのコンクリートに埋め込まれています。
これにより、基礎と建物がガッチリと緊結され、地震がきてもガタつかないようになっています。
壁の内部に断熱材を施工しています。
現場で発泡させて吹付けるので、隙間なく施工できます。
少し前によく用いられていた布団で覆うような断熱材ですと、コンセントや配管部分などの複雑な形状は、どうしても隙間ができてしまいがち。
すると、外気が入り込み、冷気と暖気が接触し、結露を起こします。
その布団のような断熱材がぐしょぐしょに濡れて、乾かず家を腐らせるという事象がよく起きていました。
環境問題の深刻化もあり、断熱材も大きく進化しています。
さて最後は外壁材設置の様子です。
旭化成のパワーボードです。
外壁材の内側には、壁内部の空気が滞らないように、空気の通り道が設けられています。
外壁と防水シートの隙間です。
このすき間を設ける両サイドの木が通気胴縁です。
空気が通れば湿気が抜けて、壁体内部の結露を防いでくれます。
壁の内部を通った空気は軒下の青いすき間や、屋根の一番上にある棟から抜けていきます。
こうして木造住宅の最大の敵である湿気(水分)が滞るのを防いでいます。
外壁塗装の工程です。
もともとの白い外壁をグレーに塗っています。
最終の仕上がりイメージはこちら。
グレーに塗った上で、このような細かな模様が入った花崗岩のように仕上げます。
これを少し距離を置いてみると、
細かな模様が深みのある外観を演出してくれます。
まだ足場が解体されていないので、引いた写真はこの後のお楽しみということで。
工事は続きます。
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