10月に載荷試験の記事でご紹介した地下室地下車庫のある家@港南区です。
粘土が長い期間圧力をかけられている間に、岩のように固まった土です。水も通さず、植物も育たないほど硬い土であることをご紹介していました。『土丹』(どたん)です。
『10月に始まりますっていうブログから、ずいぶん時間が経ったな~』
そうなんです。始まります、といっても載荷試験を終えて、建築確認申請を役所に提出するところから
始めてましたので、たっぷり時間がかかりました。
普通の木造であればそれほど時間はかからないのですが、今回のような地下RC造、地上木造の混構造は、
構造計算が必要なので、建築確認申請が通るまでもたっぷり時間がかかります。
でもそれだけ、しっかりした建物が立つ、ということでもあります。
いよいよ申請が通りましたので、地下の工事から入ります。
これから地下を掘り始めますが、石灰で引いた白い線が掘削するラインです。木杭が建物の壁の芯が来る位置です。
通常であれば赤いライン(pc上で引きました)位のところに、H鋼を打ち込んで矢板を配置して山留めをします
こんな感じです。
この山留めが型枠替わりになって、コンクリートを打っていきます。
しかし、固い固い土丹のおかけで、H鋼が地面に入っていきません。
だから、白いところまで広めに掘って、人が作業できるスペースを確保して、型枠を設置してコンクリートを打っていきます。
表面はユンボで掘り起こします。
このあたりまではまだそれほど固くない土なのです。
奥の方の土の壁を見ると、地層の変化がよくわかりますね。
上部の茶色い地層は柔らかいのですが、色が変わったところから土丹が始まります。
ユンボではなかなか掘り進めないので、ここでジャンボブレーカーが活躍します。
だいぶ掘り進みました。もうちょっとです。
右側が段になっていますよね。これ、実はおそらく古い住宅を建てるときに造ったL字型の擁壁です。
こちらから見ると逆のL字型になっていて、むき出しになったコンクリートの上が土で埋め固められていて、
おとなりに崩れるようなことがないようになっています。この擁壁はこのまま活かします。
掘削が終わると、いよいよ基礎工事が始まります。
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