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建築ブログ

12.20 | 地下室・地下車庫, 混構造(木造+RC)

地下室・地下車庫のある家@港南区

10月に載荷試験の記事でご紹介した地下室地下車庫のある家@港南区です。

載荷試験

載荷試験

粘土が長い期間圧力をかけられている間に、岩のように固まった土です。水も通さず、植物も育たないほど硬い土であることをご紹介していました。『土丹』(どたん)です。

『10月に始まりますっていうブログから、ずいぶん時間が経ったな~』

そうなんです。始まります、といっても載荷試験を終えて、建築確認申請を役所に提出するところから

始めてましたので、たっぷり時間がかかりました。

普通の木造であればそれほど時間はかからないのですが、今回のような地下RC造、地上木造の混構造は、

構造計算が必要なので、建築確認申請が通るまでもたっぷり時間がかかります。

でもそれだけ、しっかりした建物が立つ、ということでもあります。

いよいよ申請が通りましたので、地下の工事から入ります。

掘削をはじめるためのライン

掘削をはじめるためのライン

これから地下を掘り始めますが、石灰で引いた白い線が掘削するラインです。木杭が建物の壁の芯が来る位置です。

通常であれば赤いライン(pc上で引きました)位のところに、H鋼を打ち込んで矢板を配置して山留めをします

こんな感じです。

山留めの状況

山留めの状況

この山留めが型枠替わりになって、コンクリートを打っていきます。

しかし、固い固い土丹のおかけで、H鋼が地面に入っていきません。

だから、白いところまで広めに掘って、人が作業できるスペースを確保して、型枠を設置してコンクリートを打っていきます。

 

土を掘り起こすユンボ

土を掘り起こすユンボ

表面はユンボで掘り起こします。

このあたりまではまだそれほど固くない土なのです。

 

ジャンボブレーカーの登場

ジャンボブレーカーの登場

奥の方の土の壁を見ると、地層の変化がよくわかりますね。

上部の茶色い地層は柔らかいのですが、色が変わったところから土丹が始まります。

ユンボではなかなか掘り進めないので、ここでジャンボブレーカーが活躍します。

 

掘削完了

掘削中

だいぶ掘り進みました。もうちょっとです。

右側が段になっていますよね。これ、実はおそらく古い住宅を建てるときに造ったL字型の擁壁です。

こちらから見ると逆のL字型になっていて、むき出しになったコンクリートの上が土で埋め固められていて、

おとなりに崩れるようなことがないようになっています。この擁壁はこのまま活かします。

 

掘削が終わると、いよいよ基礎工事が始まります。

 

 

 

 

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