3月の終わりからご紹介してまいりました、擁壁工事。
そろそろ完成が近づいてまいりました。
モールドスターでかたどった擁壁の表面にお化粧を施します。
中央のくぼみはコンクリートの打設工事を行う際についたピーコンの跡。
打設工事では、生コンを型枠の中に流し込みますが、その型枠をしっかりと固定するのがピーコンです。
大容量の生コンを支える型枠ですので、この位の跡がつくのは当然なのですが、このままでは不細工ですので、お化粧します。
コンクリート表面に塗装を行っています。
雨に濡れても水をはじく防水性のあるトップコートです。
汚れも付きにくくなります。
この作業の中で、ピーコンの跡もきれいにします。
この通り。
そのままだとピーコンの位置もわからないので赤い丸で囲みました。
きれいに消えています。
さて、長らく行ってきた擁壁内部の埋め戻し作業。
いよいよ最後の転圧です。
前のブログでご紹介しましたが、高さ5メートルにもなる擁壁の埋め戻しですので、全部埋めてから転圧(地面を踏み固める作業)を行っても、うまく固めることができません。
30㎝ごとに埋め戻しては転圧をかけて、しっかりと踏み固めます。
1回目の写真をおさらいすると、
これが、一層目。
先ほどご紹介した最後の転圧が14層目でした。
お疲れ様でした。
転圧は完了しましたが、擁壁に沿った部分、耕したあとのようになっていて、やわらかい状態です。
もうお分かりだと思いますが、ここにウッドフェンスを設置します。
まずはウッドフェンスの柱を支える束石を設置します。
その束石に柱を据え付け、
組み立てていきます。
見た目にも丈夫そうでしょ?
柱材はウリンという材です。
アイアンウッドの異名をもつウリンは、硬くて重く、加工や運搬が大変ですが、腐りにくいのが特徴です。
桟橋などにも使われる材で、嘘かホントかは知りませんが、巷では百年持つ木などといわれています。
今回は施工範囲も広いことから、総重量なんと2.5トン。
すべてカットして、塗装をして持ち込み、組み立てています。
なかなか写真では壮観さが伝わりませんが、これから長くこの敷地を守護する役割を果たしてくれます。
坂の上から見たところです。
モールドスターによってかたどられた、岩を積んだように見える擁壁と、黒いウッドフェンス。
重厚感のある落ち着いた佇まいでいい感じです。
景観を大切にする風致地区にふさわしい仕上がりだと思います。
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