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建築ブログ

09.09 | 未分類

擁壁工事@横浜市~門塀のジョリパッド仕上げ他

前回、ウッドフェンスを設置する模様をご紹介した擁壁工事@横浜市。

工事は進み、今回は植栽の植え込みと、門塀のお化粧の模様をご紹介します。

まずは植え込み部分と駐車場の境界をなすコンクリートの設置工事から。

境界塀

左手側が駐車場スペース、右手側が植栽スペースです。

これだとあまりよくわからないかもしれませんが、

型枠撤去

この写真だと、曲線になっているのがおわかりいただけますでしょうか?

こう見るとなんてことないように言えるかもしれませんが、木造や鉄骨造などで曲線をつくるのは、大変な技術と手間がかかります。

型枠でつくるコンクリート造は、曲線などのデザインを比較的自由に取り入れることができます。

植栽準備

植え込み側に大きな穴が空きました。

ここに植栽が設置されます。

槇(マキ)の木

こちらの木、新規に購入したものではありません。

もともと同じ敷地にあったものを、一旦植栽屋さんにあずかっていただき、準備ができたところで移設されるために運び込まれました。

植栽配置

こちらはウッドフェンス手前に並べられる植え込みです。

移植完了

数か月間避難していた時の環境も良かったのでしょうか?

とても元気に見栄えよく、植え込み完了しました。

先ほど並べられていた植栽も植わり、引いてみるとこんな感じ。

引き

さらに、休憩処となる小屋も左手奥のコーナーに設置します。

こんな感じ。

移設完了

エアコンも設置され、夏も冬も快適に過ごせる休憩処です。

 

さて、お次は門塀の仕上げです。

門塀

こちらがコンクリートの型枠がとれた状態です。

以前もちらっと触れましたが、仕上げにはジョリパットを使います。

恐らく、完成したところを見ると、どこかでご覧になられたことがあると思います。

意匠性の高い外壁材です。

塗布開始

まずは、ジョリパットを適当な厚みで壁面に塗布していきます。

櫛引仕上げ

そのあとを追うようにして、ご覧のコテで仕上げていきます。

当然ながら、固まってしまうと取り返しがつきませんから、塗布したら、即、櫛引仕上げを行います。

よく見ると、櫛引仕上げをしている職人さんの顔の下に、塗布している職人さんが見えますよね。

こういうことです。

ジョリパッド クリーンウォッシュ

ジョリパッドの櫛引を終えたら、トップコートで表面を覆います。

この塗料は、3つの役目があります。

1つ目は静電気を防止し、よごれをつきにくくすること。

2つ目は、ついてしまった汚れを雨水で洗い流す、洗浄作用があること。

3つ目に、防カビ・防藻作用があること。

塗布

このようにローラーで仕上げていきます。

せっかく美しく仕上がっても、すぐに汚れてしまっては残念ですよね。

ちなみに左手に黒い亀裂のような線が見えますね。

これはエキスパンションジョイントと言って、地震の時に揺れの力を分散させるために、コンクリートの縁をわざと切っている部分です。

最終的にはコーキングで処理します。

というわけで、門塀、完成いたしました

仕上がり

う~ん、美しいですね。

瓦と櫛引仕上げの塗り壁がお屋敷の雰囲気を醸し出します。

下から、化粧型枠=モールドスターで象った擁壁、櫛引仕上げの壁面、印象的なサークル、上に乗った瓦、と、トータルコーディネートされています。

一つ一つが主張しすぎず、それでいて繊細な深みのある、和の趣を感じられる門塀に仕上がりました。

 

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