先月まで工事の進捗をご紹介してまいりました、地下車庫のある家@川崎市。
ついに完成いたしました。
いつものように、完成写真の全貌は建築実例でご覧いただくとして、ここでは、採用した設備を中心にご紹介したいと思います。
まずは、リビングに併設されている書斎コーナー。
とりあげるのは、その外側の窓にかかるロールスクリーン。
上部が青で、下部がオレンジの二層になっているのがおわかりいただけますか?
早速、下ろしてみましょう。
上の層の青いスクリーンを下ろしました。
ニチベイのプリーツスクリーン、「もなみ」。
上下に2種類のスクリーンを備えています。
夏の暑い季節には、涼しげなブルーのスクリーン。
下層のオレンジを下ろすとこんな感じ。
和紙調のデザインで、温かみを感じるスクリーンは、冬の日差しが低いときに合いそうです。
今回のお住まいは、南西の角地に位置し、西側に傾斜しているので、陽を遮るものがありません。
日あたり良好なのは、良い面も多いのですが、夏は暑いし、陽の低い冬はまぶしいというデメリットもあります。
特に、夏の暑さ対策は、断熱性を高めるなどの住宅性能を上げるよりも、陽を遮ることの方が重要です。
日差しを遮るのは、家の中よりも、外で遮った方が効果的、ということで、
写真を撮り忘れてしまいましたが、このような感じで、外側にもシェードを設け、暑さ対策を講じています。
これで、西日対策もバッチリです。
続きまして、キッチン。
全面ステンレスワークトップのシステムキッチン、LIXILのリシェルSI。
リシェルSIと言えば、セラミックのワークトップが主力ですが、今回はステンレス。
セラミックも相当カッコイイのですが、ステンレスのシルクのようなエレガントな佇まいは、他にはない独特の魅力があります。
見た目の美しさだけではなく、このようにシンクとワークトップに継ぎ目がないので、お手入れもしやすく、キレイをキープできます。
見た目ではわかりませんが、表面には細かい凹凸があるエンボス加工がなされているので、キズが入りにくい構造になっています。
つづきまして、主寝室。
工事中ブログでもご紹介しましたが、正面の壁には、家具などを直接取り付けることができるMクロスが内蔵されていて、この後、プロジェクタースクリーンを設置される予定です。
天井に金具が装着されているのが見えます。
ハンモックに揺られながら、大画面で映画やスポーツを見る、なんてことができたらいいですねえ。
天井に付いている白い装備は洗濯物を干す際に取り付けるポール脱着式の室内物干しです。
レースのカーテンの向こう側にバルコニーがあり、一時的に室内に取り込むときに便利ですし、雨が降りそうなときには室内干しも可能です。
さらに、右奥には書斎コーナーも。
右手の窓の上部、壁が斜めになっているのがおわかりいただけると思います。
これは、北側斜線規制によるもので、隣地の陽当たりを確保するために、斜めにカットしています。
この北側のラインには、ご覧のように、クローゼットとか、書斎コーナー、お手洗いや洗面、階段室など、上部に斜線が来てもあまり影響が出ないところを並べています。
このトイレの天井が斜めになっているのですが、あまりわかりませんね。
ここでご紹介したいのは壁面。
鏡面のように、膝をついて撮影している様子が映し出されています。
こちらは日本デコラックスのパニートという、表面にメラミン樹脂を使った不燃メラミン化粧板です。
見た目からも想像できるように、ちょっとした汚れも水ぶきできれいになりますし、抗菌加工もしてあるので、トイレの内装材として最適ですね。
こちらも北側斜線ラインに設置した洗面台です。
両サイドにパニートを設置しています。
この幅ですと、どうしても水はねを避けるとこができず、クロスだとお掃除が大変ですよね。
長く暮らすことを考えると、価値ある選択だと思います。
住宅の詳細は、追って建築実例でご紹介させていただきます。
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