先月、上棟までの模様と木造部分の断熱工事をご紹介した「地下室地下車庫のある家@川崎市宮前区」。
今回は、地下室の断熱工事の模様からご紹介しましょう。
こちら玄関入って右手の納戸です。
上部に二本取り付けた材は棚用の下地、下に見えるのはカウンター用です。
強力な接着剤とビスでコンクリートに固定しています。
断熱材が不要な部分に付着しても、さっと取り除けるように緑色の養生テープを貼っています。
コンクリート部分に吹き付けるのはピンクの断熱材。
先ほどの養生テープを取り外しました。
下部に見える木は床を支える木材です。
床材に使っているのは木材のチップを加熱圧縮したパーティクルボードです。
先ほどコンクリート面に取り付けた木材で支えるのですが、
内部はこのように鋼製束で支えます。
木造の基礎の立ち上がりがない大引を支える姿に酷似していますね。
この床下部分に配線、配管が収まります。
こちらは1階のフローリングを設置中。
重くて硬くて強靭なホワイトオークです。
板と板の間にシートを挟んでいるのは、意図的に均一な隙間を確保するため。
無垢の木は、冬は乾燥して収縮し、夏場は湿気を含んで大きくなります。
一定の隙間があれば見た目に美しいし、余裕も確保できます。
構造材の内側に施工する石膏ボードが到着しました。
地下、1階、2階と3フロアに使用するので、ご覧のようなボリュームになります。
同時に屋外の工事も進んでいます。
こちらは建物正面、1階テラスに施工する防水用のシートです。
建物の正面など、コンクリートの外周部であれば、防水塗料の塗仕上げで十分かと思いますが、テラスとなると人が歩くスペース。
であれば、防水塗料で塗り上げるだけでは、心もとない。
この補強布を敷きながら、防水材で仕上げます。
見るからに強うそうでしょ?
大阪に本社のあるユニオン建材工業のエクセルテックスという防水材です。
今回のお住まいは、太陽光発電システムを搭載します。
屋根の先端に近いところにあるのは雪止め金具。
その内側にあるシルバーの金具にソーラーパネルを設置します。
屋根に穴を開けないタイプを使用しています。
職人さんが取り付けをしている奥に低い壁面があります。
その真ん中あたりに黒いコードと箱が見えますでしょうか。
太陽光パネルに日差しがあたって発電された電気は、室内のパワーコンディショナーに送られます。
その配線も屋根に穴をあけるのを避け、この壁面を通します。
屋根に穴をあけるのはトラブルのもとです。
さて、こちらは太陽光パネルが載らない屋根です。
ちょっと気になったので写真に収めました。
何が気になったかというと、
雨どいです。
こちら昔ながらの雨どい。
半円の形状が、雨どいであることを主張していて、ちょっと目立ち過ぎていたかも。
塩ビ管の雨どいから、ガルバリウムへ。
お色味も主に茶系のものから、マットブラックへ。
雨どいひとつで、住宅の見た目はガラッと変わるもの。
侮れません。
縦樋は正面から見えない位置に配しました。
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