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建築ブログ

07.25 | 混構造(木造+RC), 賃貸併用・事業用建物

8種類のタイルを使いわける!医院併用住宅@横浜市港南区

これまでご紹介してまいりました医院併用住宅、足場が取れ全貌があらわになりました。

足場が取れました

既に看板はお目見えしていましたが、オーラル=口腔の、クリニック=医院で、歯医者さんです。

港南台駅のほど近くに、オープン予定です。

 

さて、この写真、何か気になりませんか?

 

看板のかかるアールの壁面の下、なにやら軽量鉄骨のようなものが組まれています。

「バルコニーの下なんだから、コンクリートの打ちっぱなしそのままでいいのでは?」と思いますよね?

 

なぜこのような造作を行っているかというと、ここに照明を埋め込むからなのです。

ここに照明があれば、壁面に設置した看板を照らすことが出来ますよね。

お医者さんには欠かせない造作なのです。

湾曲した内壁に軽量鉄骨を組むというのは、実は簡単な作業ではないのです。

突っ張り棒をイメージしていただけると分かりやすいと思いますが、正面を向いた壁と壁の間なら容易いですが、アールの壁面だと滑ってしまってうまくいきませんよね。

現場では、こんなに細かいことでも、一つ一つクリアしなければならない難易度の高い仕事が待っているものです。

 

さて、今週末の撮影を前に、タイトルの「8つのタイル」をご紹介してまいりましょう。

1つめはこちら。

受付背面

LIXILのミックスモザイク コロリート。

ガラスモザイクとタイルをミックスしています。

間接照明 オン

ぱっと見、2色に見えますが、実際は3色。

淡いグレーに見える部分が、実は2種類あって、よく見ると柄の有無に分かれています。

「落ち着いた色合いでノスタルジックな印象に仕上がる」と、カタログで紹介されていますが、わかる気がします。

次は、技工室の床。

技工室床(参考写真)

ニッタイ工業のポーラクオーツ。

写真は施工例で、色違い。

実際のお色味はこちら。

実際のお色味

主張し過ぎない、自然なお色味で、作業を続けても疲れない印象がありますね。

それでいて本物のタイルですから、クッションフロアなどに比べると、質感が全く違います。

3つ目は玄関の床。

床面は傷がつかないように養生をしているので、またまた、カタログ画像です。

玄関はストーンウェイ

ニッタイ工業ストーンウェイ。

天然石を忠実に再現したタイルなので、天然石に見られるくぼみなども再現されているそうです。

住宅用、医院用、それぞれの玄関に採用します。

それぞれの顔となる玄関にふさわしい、威厳あるタイルだと思います。

 

さて、医院で使用されている最後のタイルはこちら。

診察室のパーティション

こちらは山水というタイル。

「タイルの魅力を伝えよう!」と、TNコーポレーションという昭和34年創業のタイルメーカーが、タイルパークという通販サイトを運営しています。

そこで見つけた六角形のタイルを贅沢にあしらっています。

 

さて、2階住宅部分に参りましょう。

平田タイルジャポニカ

こちらは円形タイル、ジャポニカ。

ジャポニカ=和風、ですが、こう見ると「どこが和風なの?」と思いますよね。

秘密は、一つ一つの丸いタイルの中に、和柄が埋め込まれているのです。

全部で五種類。

中央上部の光が当たっているところをよく見ると、柄が描かれているのがわかると思います。

さりげなくかっこいい、粋なタイルです。

 

2階キッチン袖壁

ダイニング側から見たカウンターの右手、袖壁に据えられた大きなタイル、ニッタイ工業アエラスです。

イタリア原産の磁器質タイルです。

この写真だと、クロスと見分けがつきませんが、実際に見ると、吸い込まれるような存在感を発揮します。

ニッチの背面

7つ目は、名古屋モザイクタイルのニューヨーカーグラス。

一つ一つ表情の違うモザイクタイルがちりばめられることで、ニッチに深みが出て、素敵な絵を飾ったような効果が得られます。

踊場の当社にご来場いただいた方は、「どこかで見たことがあるような・・・」と思われるかもしれません。

当社でも使っています。

雪華(カタログ写真の抜粋)

最後は手洗いカウンターを飾るタイル、LIXILのインテリアモザイク雪華。

最大の特徴は、マットな釉とブライトな釉を使い分けることで、変化のある上品な空間を演出していること。

中央の光が当たっているところをご覧いただくと、おわかりいただけると思います。

 

こんなにたくさんのタイルをご紹介したのは、おそらくこれが初めてかと。

タイルでなければならないところはほとんどないかと思いますが、タイルを使うことで、装いが格段に上がります。

 

お好みに応じて選んだタイルを、生活の中で日々目にするというのはとても楽しいものです。

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