建築ブログ
完成！地下室地下車庫のある家＠横浜市港北区
先月末、クロスのご紹介をした地下室地下車庫のある家＠横浜市港北区。
先日、最終の仕上げを行い、撮影に行ってまいりました。
いつものように、建築実例にアップする前に、一部ご紹介させていただきます。
外観
前面の壁、目地棒で描かれた直線が引き締まった印象を与える外観です。
でも、一覧でご紹介した模型とは、異なった建物のイメージを持たれるのではないかな？と思います。
模型だと2階はもちろん、1階部分の窓まで見えているのに、実際の画像では2階の窓すら上部だけちょこっと見えているだけで、建物の全貌が確認できません。
もうお判りだと思いますが、模型は正面から引いて撮るので全貌がしっかり見えますが、実際の建物は地下約4m、テラスの壁面まで入れると約5mもの高さになり、道路から見上げるとこのようなアングルになるのです。
せっかくの建物が外からあまり見えないので残念ではありますが、いい面もあります。
テラス
こちらが1階リビング正面のテラスです。
幅約8m、奥行き3〜4mほどもあります。
道路面から5mの高さにある壁ですから、向かいのお住まいの２階の窓も隠れます。
せっかく広いテラスがあっても、お向かい様の窓から丸見えだと用途が限られしまいますが、これなら子供たちの夏のプールやテラスをアウトドアリビングに見立てたホームパーティーもバッチリ楽しめます。
さて、もう一度下に降りましょう。
車庫の横に
さっと見ると、見逃してしまうかもしれません。
等間隔に印された、コンクリート打設工事のピーコン跡、その中に混じっているのは
リング
コンクリート壁面に打ち込まれたリングです。
ご想像の通り、自転車盗難防止用のリングです。
よくマンションやスーパーなどの駐輪スペースに、車輪を載せる台のあるサイクルポートを見かけます。
あれだとスペースをとるし、コストもかかるし、メンテナンスもそれなりに必要だし、見た目にもイマイチ。
この壁に取り付けたリングなら、一時的に荷物を置きたい時にも余裕のあるスペースが確保できるし、来客が多い場合などは駐車スペースにも活用できます。
なんといってもシンプルでスマートです。
これは？
さて、玄関内部。
正面にあるのは、帰宅後、すぐに手を洗える水栓です。
どれが水洗かというと、
HANSA
正面のコマのような形をしたガラスの円盤が水栓なのです。
ドイツのHANSAというメーカーの商品です。
立っているレバーを倒すと、ガラスの円盤を伝って、水が流れます。
オシャレなのはもちろん、水が跳ねにくいので、汚れが目立たないのもいいですね。
リビング
さて、玄関ホールから階段を上がってやってきたのはリビング。
まず目に入るのはオーデリックのペンダントライト。
氷の塊のような非対称な形状なので、見る角度によって輝き方が異なります。
ペンダント＆ガラス戸
その奥に見える、鏡面のガラスが玄関ホールから階段室を経由してリビングに至る扉です。
床から天井までのハイドアに強化ガラスを使い、フィルムを貼ってスモーク風に仕上げています。
透明感があるんだけれど、その先が見えそうで見えないスタイリッシュな扉です。
キッチン
こちらはキッチン。
外側にも内側にも間接照明を設置しているので、夜はシェフが目の前で焼いてくれるホテルの鉄板焼きレストランのような雰囲気を楽しめます。
カウンターキッチンは、キッチンハウス製。
さて、最後はこちら。
これはなに？
陶器のような質感に見え、ぱっと見、シーサーのような、飾ることを目的としたオブジェのようにも見えます。
こちらはボルダリングのトレーニング用フィンガーボードというものだそうです。
一般人ではとてもぶら下がれそうにありません。
洋室
先日ご紹介したクロスともしっかりマッチしています。
今回のお住まいは、高価なものをどんどん採用するというスタンスではなく、これは！というものには惜しみなく投資をされつつ、IKEAなどの商品やタイルに見えるクロスなどもうまく取り入れて、とっても素敵に仕上げたお住まいです。
全貌は建築実例にて。
もうしばらくお待ちください。