12/28より1/5まで、年末年始休暇をいただきます。
おかげさまで限られた人数で日常の業務に邁進してきた2024年も、無事に仕事納めを迎えることができそうです。
たまった疲れを癒し、2025年に向けて英気を養いたいと思っております。
この間にいただきましたお問い合わせに関しましては、1/6以降に順次お返事をさせていただきますので、ご承知おきください。
お客さまにはご迷惑をおかけしてしまう場合もあるかと思いますが、何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、当然ですが現場は年末ギリギリまで動いております。
今日は前回、新しい家づくりの始まりとしてご紹介した、横浜市中区の外断熱RC3階建てスキップフロアの家の着工から、1階配筋までの模様をご紹介します。
今回の現場は、地下はありませんが、基礎を造るために根伐り、山留を行います。
まずはH鋼を埋め込むために穴を空けるため建柱車が登場、上からぶら下った棒に、黄色いヘルメットの職人さんの右に備えるドリルを装着し、穴を空け、その左にあるH鋼を埋め込みます。
この建柱車1台で、その2工程を済ませるため、寄ってみると、
ぶら下げた棒の手前にフックが見えます。
穴を空けた後、このフックを使って、H鋼を挿入します。
1台で2役をこなす、二刀流です。
H鋼が埋まり、頭つなぎを終えました。
これより、根伐りへ。
掘りつつ、右手に見える矢板で山留を行っていきます。
地下室を造るわけではないので、深いところでも約1.5m。
砕石を敷いて、転圧を行います。
山留を防水シートで覆い、捨てコンを打設。
防水シートで覆われた山留に、配筋を挟んでしっかりと固定するセパレータ=通称セパの付いた型枠と断熱材を先に設置して、この後墨出しを行い、基礎の配筋を行います。
基礎の配筋にしては立ち上がりが高いと感じていただけると思います。
耐圧盤からの深さは約1.5m。
写真で見えている部分は、この後、埋め戻しますが、左手側はスキップフロアの1階部分になります。
配筋作業が完了しました。
手前側、太いサポートで支えているスペースがその1階部分。
水を含んだ生コンクリートの重みを支えるには、これくらいガッチリやらないと型枠が押されてしまいます。
失敗が許されない重要な工程です。
スラブ=床面からコンクリートを打設します。
今回は地下室がないとはいえ、地中に1m以上埋まっているため、このまま壁面のコンクリート打設も一発で打設します。
万一、地中に雨水が溜まると、コンクリートに水が触れることになります。
それ自体は大きな問題ではありませんが、そこにコンクリートのつなぎ目が来るとよくありません。
コンクリートの打設工事を分けて行うと、継打ちといって、そのつなぎ目はわずかですがすき間ができ、水が浸入する可能性があるのです。
そのリスクを避けるために、一回で打設を終えています。
養生期間を経て、型枠を撤去しました。
壁厚30㎝、耐圧盤40㎝の厚みがあります。
床と壁のつなぎ目、寄ってみましょう。
つながっているのがおわかりいただけると思います。
2回に分けて打ち継ぐとこんな感じ。
善し悪しの話ではありません。
全てを一回で打設できるわけではありませんので。
その時々に応じて、使い分けます。
玄関側から見たところ。
奥の埋め戻しをしていないスペースが、スキップフロアの最も下に位置するお部屋です。
手前側玄関部分には断熱材、ワイヤーメッシュを敷き、土間コンクリートを打設します。
この床は構造上のものではないので、床を固める程度の役割を果たし、この上にタイルなどでお化粧を施します。
内部から玄関側を見たところ。
右手側、湾曲しているのがおわかりいただけると思います。
今回はやや複雑な形状の構造になるため、先に型枠を設置して、なぞるように配筋工事を行います。
セパレーター=型枠側から出ている金物と配筋が重なり合って、安定した配筋工事を行えることがお分かりいただけるかと思います。
寒い日が続きますが、天候に恵まれているのはなにより。
引き続き、安全第一で工事を進めてまいります。
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