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建築ブログ

04.09 | RC造, 地下室・地下車庫

地下二階層の家@金沢区 続報

昨日、今日と寒い日が続きます。

ポカポカ陽気から、真冬の寒さへ。

なんとその温度差、20°以上もあったそうです。

風邪をひかないようにまいりましょう。

 

さて、2月の末にご紹介した、『地下二階層の家@横浜市金沢区』。

工事が進んでおります。

 

外観の様子

外観の様子

コンクリート打設工事が終了しました。

着工前の写真をもう一度ご覧頂きましょう。

地下二階層の家 現地

地下二階層の家 着工前

堀も掘ったり。

よく掘りました。

土の塊だった空間が、車庫と居住空間に生まれ変わります。

 

さて、これだけの工事ですので、ケアしなければいけないことがあります。

 

水の処理です。

 

雨が降れば、建物の周囲に水が染み込み、水が溜まります。

その水を効率よく排水してやる必要があります。

 

2月のブログで紹介しましたが、排水されるところまで繋がりましたので、

もう一度おさらいしておきましょう。

まずは掘削後と建物の間の写真から

リバコン 二回目の塗布

リバコン塗布

最終的には土で埋め戻しますが、これだけの空間があります。

ここに貯まる雨の量を想像すると、相当なものでしょう。

この写真は、リバコン塗布の模様。

リバコンとは、コンクリートの隙間に入り込んで結晶化し、水が入らないようにする

優れた塗料だということをご紹介しました。

水抜き

水抜き

下に目をやると、水抜きのホースが。トリカルパイプといいます。

細かな穴があいていて、異物は取り込まず水だけを吸収し、勾配によって排水口に向かいます。

 

埋め戻し

埋め戻し

正面奥に並べられたシートがグリシートです。

中央上部に袋から飛び出した凹凸が見えますが、それに沿って水が下に流れます。

 

埋め戻した土の内部よりも、グリシートに沿って流れる水の方がスムーズに流れますので、

自然と引き寄せられて、川の流れのように下に落ちていきます。

 

そうして先ほどの、トリカルパイプに吸い込まれていきます。

土中の動きなので見えませんが。

 

そして行き着く先はこんな感じ。

排水出口

排水出口

勢いよく流れ出ています。

こんなに効率よく排水できるんです。

しかも水がきれいですね。

ろ過されたような状態になっています。

 

最終的には排水枡に流れ込みますが、工事が終わってしまうと流れがご紹介できませんので、

この段階でご紹介することにいたしました。

 

工事途中のこの段階では、集まった水をモーターで吸い出し、排水口に流していきます。

排水

排水

 

さあ、躯体はほぼ完成いたしました。

これから内装工事です。

 

工事は続きます。

 

 

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