新型コロナウィルス感染拡大の影響が家づくりの現場にも出ています。
最も大きい影響は、キッチンやトイレ、システムバスといった住宅設備商品です。
ご存知の通り、多くのメーカーの部品が世界の工場中国でつくられています。
2月から軒並み受注停止の発表がなされ、入荷の目途が立ちません。
商品によっては、対応できるものもあるので、お客様とご相談の上、出荷できる商品に変更をお願いしたり、食洗器などは未設置でお引渡しを済ませ、納品され次第後付けで設置したり、IHなどはとりあえず代替品を設置して使っていただき、納品され次第交換するというような対策でしのぐ場合がありそうです。
事業を中止せざるを得ない業界もあるわけですから、活動できるだけ良しとしなければいけません。
というわけで、1/21のブログでご紹介した、「計画中!地下室地下車庫のある家@横浜市青葉区」家づくりが始まりました。
その時のブログでもご紹介しましたが、ちょっと復習しておくと、地下室地下車庫の家を建てる条件にピッタリの土地でした。
理由は3つ。
1つ目に道路と敷地の高低差が2.5~3mとちょうどよかったこと、
2つ目に斜線規制を受けにくい北側道路の土地であったこと、
3つ目に駐車場がなく、手を入れていない土地であったことです。
詳しい解説はこちらをご覧ください。
この敷地に計画している家の模型がこちら。
間口の広い土地の、横幅一杯に地下を設け、地下車庫は車が2台分並んで入るスペースを確保します。
駅から近い好立地に、これだけ間口の広い土地というのも、この物件の魅力です。
それでは解体工事から見ていきましょう。
建物を解体後、ブロックと大谷石でつくられた擁壁を解体します。
まずはここまで掘り進め、この後H鋼を打ち込んで、山留を行います。
このように先にH鋼を埋め込み、掘削を再開します。
このように慎重にH鋼まで掘り進めます。
堀進めながら矢板と言われる板をH鋼にはめこみ山留を行っていきます。
山留をおえたら、次は地盤改良工事です。
青いビニールの目印に、直径80㎝の柱をつくります。
地下2mに固い地盤があるので、そこに至るまでの柱状の杭をつくります。
セメントミルクと呼ばれる凝固剤を土と混ぜ合わせて地中に柱をつくります。
これが出来上がった地中の柱です。
柱の高さが、これからつくる基礎の下にピッタリ来るように、正しい高さまできているかを測っています。
地下の柱状改良が終了したので、今度は地下のない1階部分の地盤改良を行うために、地盤改良機をレッカーで持ち上げます。
地上の地盤改良は、地下に比べて直径60㎝と細くなりますが、深さは同じ固い地盤までになるので、4mと倍になります。
これから工事が進みますが、冒頭にお話しした通り、住宅設備機器メーカーの稼働状況が心配です。
新築工事の場合、トイレやキッチンは工程の最後の方でも問題ありませんが、浴室は早めに納めます。
というのも、室内の壁をつくってしまうと浴槽が入らない場合があるからです。
状況に応じて臨機応変に対応することが求められそうです。
工事は進みます。
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