連休前の新聞で面白い記事を見つけました。
コロナ禍で、人々の住まい選びに変化が起きているというsuumo編集長のインタビュー記事です。
要は、在宅の時間が増えることで、十分なワークスペースが取れなかったり、ご近所の騒音が気になったりして、戸建て志向が高まっていると。
特に賃貸住宅では、4月以降騒音に対するクレームがそれまでの2倍になったというようなケースもあったそうです。
これまでの住宅選びは、利便性重視で、駅近マンションが選ばれる傾向が強かったのですが、ここにきて少々不便でも郊外の広い一戸建てに住み替えたい、という方が増えてきたんだとか。
一部の大手企業では、リモートワークを一般化する動きがでていて、コロナ後もこの流れは大きく変わらないような気配です。
と、そんなトレンドを先読みしたかのような「伊勢原の家」。
工事が進んでおります。
早速ご紹介してまいりましょう。
今年の梅雨は長いですね。
基礎の立ち上がりのコンクリート打設は、雨を避けて工事可能ですが、基礎全体を屋根で覆うわけにはいかないので、立ち上がりで囲まれている内部には水が溜まってしまいます。
でも心配はいりません。
水抜きの管が用意されていて、その穴からはき出せるようになっています。
ただ勾配はないので、ワイパーのような水切りを使ってはき出します。
今回のお住まいでは、北側玄関前と南側に設ける14帖大のバルコニーに庇を設置します。
その柱の基礎もこのタイミングで打設します。
基礎が仕上がり、立ち上がりの上に土台を載せていきます。
土台の上に構造用合板を設置するのですが、その前に防蟻処理を行います。
ホウ酸を溶かした水溶液をこの構造用合板に噴霧します。
ゴキブリの駆除などにも用いるホウ酸は、腎臓のある人間が間違って口にしても分解して排泄できますが、シロアリやゴキブリは排泄できず、蓄積されて絶命します。
しかも、巣に持ち帰って多くのシロアリを駆除することができる優れものです。
雨に濡れない場所であれば、半永久的に効果が持続します。
というわけで構造用合板が設置されました。
この段階で雨に降られると、せっかくのホウ酸が溶け出してしまいますし、合板を濡らしたくもないので、ビニールシートで覆っています。
さていよいよ上棟へ。
ここから、屋根の野地板を覆う防水シートの施工まで一気に行います。
15時過ぎには上棟完了しました。
これより上棟式を行います。
お清めのために建物の四隅にまずは塩を。
そして米を。
ちなみにこちらがお施主様です。
最後に棟梁がお酒をかけます。
一通りの儀式が済むと、お施主様をはじめとする主要なメンバーが2階から餅をまきます。
餅といっても実際にまくのは、お菓子やカップラーメンなどですが。
建物が込み入った街中では、あまり見られなくなりました。
いい思い出になりそうです。
長い梅雨が明けると、熱中症に注意が必要な夏が来ますね。
雨に、コロナに、暑さにと、気を付けなければいけないことが多いですが、安全第一で工事を進めてまいります。
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