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建築ブログ

11.29 | 地下室

地下室のある家@横浜市神奈川区~地下ベースコンクリート打設まで

2か月ほど前に、新しい家づくりの始まりでご紹介した「地下室のある家@神奈川区」。

工事が進んでおります。

建て替え前の様子からご紹介していきましょう。

現況

左側が下がっているのがおわかりいただけますでしょうか?

この高低差を使って地下室を造ります。

植栽や小屋はすべて撤去します。

現地までの専用通路

建築地までの専用通路から見たところ。

奥が坂になっていますね。

この坂をユンボで登って、不要な木や建物を撤去します。

撤去完了

きれいさっぱりなくなりました。

この部分は地下を掘らず、2階建ての建物が建つところ。

左手は緩やかな崖のように下がっていて、この崖を削って地下室を造ります。

しかし、先に削ってしまうと、写真の部分の工事をする際、人も機材も3mほど持ち上げて作業をしなければなりません。

なので、

1階部分の転圧

地下の掘削を行う前に、砕石を敷き、転圧まで終わらせておきます。

引き

これが引いてみたところ。

青線がひかれているところにH鋼を打ち込み、山留を行います。

その内側の崖地は、ごっそり土を取り除きます。

建柱車

H鋼を埋め込むための建柱車が入りました。

頭つなぎ

埋め込まれたH鋼の上部をつなぎ、内側の土を掘り起こしながら、矢板をはめ込んでいきます。

掘削中

こんな感じ。

地下転圧

全ての土をはき出したのち、砕石を敷きご覧の転圧作業に入ります。

防水シート

転圧を終えると、防水シートで覆って、捨てコンを打つ作業に進みます。

捨てコン、墨出し

写真がやや青みがかっていますが、捨てコンの上に配筋の位置が示されています。

赤い破線は柱の位置です。

地下配筋完了

地下の床にあたるベースコンクリートの配筋が終了しました。

ベースコンクリート打設

いよいよ打設を行います。

黒くて太いパイプから吹き出す生コンを、緑の細いコードにつながれたバイブで振動させながら、空気が入らないように配筋に隙間なく流し込んでいきます。

自然に流れ込むほど、シャビ―ではないので、ゆっくり慎重に行います。

これより壁面、天井の配筋へ

美しく仕上がりました。

写真下部のコンクリート部分が玄関ポーチ=外の部分です。

そこから奥に入って、鉄筋で四角く囲まれている部分が玄関土間になります。

その境目に波型の板がコンクリートに埋め込まれているのがおわかりいただけますでしょうか?

これは止水板といい、台風などで雨が吹き込んだ際、コンクリートのつなぎ目から、雨水が浸み込むのを防ぎます。

 

いよいよ師走。

晴天が多く、順調に工事が進む一方で、陽が短くなりました。

寒さも本格化する中、安全第一で工事を進めてまいります。

 

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