当社の事務所がある戸塚区のおとなり、横浜市港南区で今月より新しい家づくりが始まりました。
地下RC造、地上木造の当社が得意とする混構造の「地下室のある家」です。
こちらがお建て替え前の写真。
当社が建てる地下室地下車庫のある家をよくご覧いただいている方には、いつものお建て替え前の状況とちょっと違うことがお解りいただけるのではないかと思います。
多くの場合、道路の向こう側にある建築地は、
このように何メートルか高くなっていたり、
登りの傾斜地になっている場合が多いので、今回のように建物1階部分の向こうに空が見える、建て替え前の写真をご紹介するのは稀です。
今回の地下室がある家は、このような敷地配置になっています。
このように前面道路から下がっているのです。
もう一度、現地の写真を寄りで見てみましょう。
軽自動車正面に出入り口がありますが、5段くらいの階段を上って住宅内に入ります。
この階段とステップの下には、建物と駐車スペースの間の隙間があります。
今回の工事では、この駐車場を支える擁壁を、地下室と一体化した擁壁に造りなおし、この隙間を埋めます。
こちらは、下がっている東南側から見た建物正面の画像。
右手に玄関が見えます。
前面の道路が狭いため、これ以上引けませんでした。
これだと全貌がわかりにくいので、早速、解体後の模様をご紹介しましょう。
左手のフェンスが見える細い道が、先ほどの玄関がわの道路です。
建物の解体が終わり、駐車場のブロックも含めて、解体を行います。
これだけの土の重みをブロックで支えるのは少々無理がありますね。
こちらが全貌です。
左手の道路に面して玄関がありましたが、建て替え後は、
地階部分全体を外構で仕切り、お庭から出入りできるようにします。
玄関は反対側の道路面になりますので、リビングは1階(模型の上階)に。
主寝室と音楽関係のお仕事をするお部屋が地階になります。
楽器の演奏をされるので、音が漏れにくい地下の擁壁側に音楽室を設ける予定です。
着工の準備が整いましたので、地鎮祭を行い、いよいよ工事が始まります。
まずは建物の配置に沿って水糸を張り、鋼管杭を打ち込む場所に青いテープを設置します。
こちらが鋼管杭。
先に円盤が取り付けられたようになっていますが、一番右の鋼管杭を見ると、円盤の円が微妙に上下にずれて切れているのがわかります。
1回転だけですが、この先端をネジの先に見立てて、土中に埋め込んでいきます。
通常、建柱車と呼ばれる大きな重機で行う作業ですが、搬入が難しく、スペースも限られるので、小回りの利くユンボの先に回転する装置を取り付けて代用します。
支持基盤まで到達させるのに必要な長さは約10m。
そんなに長い鋼管杭を一気に埋め込むのは現実的に難しいので、3mほどの鋼管杭を使います。
1本目を入れたら、
二本目を溶接してつなぎます。
つないで安定したら、さらに奥へ。
今見えているのは5本。
今回必要な鋼管杭は全部で34本にも上ります。
いっぺんに作業を行える範囲には限りがあるので、エリアごとに分けて行います。
手間のかかる仕事ですが、家を支える大切な地盤の補強です。
手間と時間がかかってもしっかりと行います。
北西、道路側の完成模型です。
お建て替え前もそうでしたが、道路側は最小限の小窓のみ取りつけます。
間口が広いので、反対側からの採光がたっぷり採りこめますし、交通量の多い道路側は、収納をスペースを並べるので開口部はあまり必要ありません。
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