前回、太陽光発電システムのパネルを設置するところまでをご紹介したRCの家@逗子。
引き続き、外回りの進捗からご紹介しましょう。
まずは、こちら。前回、外壁の打ちっぱなし部分に特殊な接着剤を使ってタイルを貼り付ける工程をご紹介しました。
貼り付けたタイルとタイルの間には当然隙間ができます。
その隙間を埋めるのが目地。
その目地の原料はモルタルですが、そのものの色は、白に近いグレー。
ダークグレーの色粉で着色して、意匠性を高めます。
中央でかき混ぜているのがそれ。一般的なモルタルに比べかなり濃いお色味であることがお解りいただけると思います。
「目地なんて、そこまでこだわる必要あるの?」なんて思うことなかれ。
この1枚1枚表情の違うタイルの隙間に、白いモルタルが挟まっていたとしたら。
想像してください。
白いクリームを挟んだオレオクッキーのようになります。
白い部分がせっかくのタイルよりも目立ってしまい、1枚1枚違う凹凸や色味を持つ異なった表情のタイルの美しさが活かされなくなってしまいます。
それだけ目地は大切なのです。
黒いスーツに白い糸のステッチを使うようなものですから。
さて、奥に見えるコンクリートのルーバー状になっている壁、
こちらには、
このようなガラスブロックが据えられます。
ガラスブロックが設置されている凹部分は、室内クロスを貼る前の下地調整をしたような跡がありすよね。
外側の凸部分は、打ちっぱなしのきれいな表情そのまま。
そうです、凹部分にはこれからタイルを施工するために下地調整を行っているのです。
タイルを貼る際も、コンクリートの表面を滑らかにしてあげないといけません。凹凸があれば、タイルの仕上がりもそのまま凸凹になってしまうので、細心の注意を払います。
ガラスブロックが入ったことで、外からの視線も気にならなくなりました。
カラフルなブロックがアクセントとなって、動きを感じます。
床面のタイルも入り、完成に近い状態まで仕上がりました。
さて、ところかわりまして、こちらは鋼材をつくっている鉄工所。大きさを比較するものがないので小さく見えますが、L型の幅、それぞれ7.5cmあります。
1万円札の縦の長さが7.6㎝だと思うと、なかなかの大きさであることがお解りいただけるかと思います。
さて、このオーダーで製作した鋼材を何に使うかというと、
アールのバルコニーに取り付けます。
上から見るとこんな感じ。
コンクリートの下側と、バルコニーの床部分にそれぞれついています。
最終的に天井側にも取り付けられて、計3本設置します。
バルコニーのこの位置に取り付けられるということですから、
木製のルーバーです。
模型で見るとこんな感じですが、実物はこちら。
模型でこの仕上がりをイメージするのは難しいですね。
いいお色味です。鉄のように強いことからアイアンウッドの異名を持つ、ウリンです。
ディズニーシーや、東京ミッドタウン、横浜ベイサイドマリーナなどの桟橋やデッキにも使われているんだそう。
もともと海辺に生息する木のため、水に強く、メンテナンス不要で長持ちします。
エクステリアにはもってこいの木材です。
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