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建築ブログ

02.16 | 混構造(木造+RC)

混構造の家@横浜市戸塚区~内装工事へ

前回、外壁工事の進行模様をご紹介した、混構造の家@横浜市戸塚区。

外装の工事を終え、足場が取れました。

外観

アールのバルコニーがまず目に入りますが、大きな軒も印象的。

今回軒裏は、淡い外壁にコントラストの効いた黒で仕上げました。

軒の深さと色味は外観の意匠を大きく左右します。

色味は概ね3種類。

一番多いのはホワイト。

白い軒裏

こちらは黒の外壁に対して、白い軒裏が際立ちます。

建築実例の一覧を眺めていただくと、この白い軒裏が最も多いようです。

黒と白だけではなく、白い外壁に白い軒裏だとこんな感じ。

白×白

外構も含めて白で統一しています。

一方、外構の木製フェンスのトーンに軒裏を合わせると、こんな感じ。

木製

バルコニーの下も含め、三層に見える無垢の板が意匠性を高めます。

さて最後は黒い軒裏もご紹介しましょう。

黒×黒

黒い外壁に黒い軒裏だとあまり主張せず、建物全体が引き締まった印象で、その分、打ちっぱなしの地下とバルコニーの腰壁が強調されます。

外壁が白に軒裏が黒だと、

白×黒

外構のアイアンとおそろいの黒で、白いベースの外観にアクセントを与えています。

今回のお住まい、淡い外観に大きな黒い軒裏は、どのように建築実例に収まるか、楽しみです。

さて、工事の主戦場は外から中へ。

壁掛けTV

こちらは1階リビングの壁掛けテレビ用の下地を組んでいます。

4本見えている横架材の、真ん中2本でテレビを支えます。

それじゃ、上下の2本は?と思いますよね。

1階はRC造です。

木造であれば、下地材を柱にネジで固定することができますが、RCの場合はそうはいきません。

この横架材で枠全体を締め固め、下地を固定しています。

折り上げ天井

リビングは、間接照明で照らす折り上げ天井に。

低いほうで2500、折り上げた部分は2700あります。

一般的な天井高は2400ですので、開放感がありますね。

当社施工事例

照明をつけるとこんな感じに華やぎます。

手洗いカウンター

さて、断熱材の施工を終え、石膏ボードが取り付けられました。

クロスを貼るための下地調整に入ります。

下地調整スタート

まずはビスの頭を。

パテ仕上げ中

壁と天井がぶつかる部分はもちろん、石膏ボードの切れ目もひとつひとつパテで埋めていきます。

ドレッサー

こちらはクローゼット内部に設けたドレッサー。

クローゼットは、人目にはあまりつきませんが、出隅・入隅、凹凸が多いですね。

天井も

最終的にはこんな感じになります。

天井の下地調整が最も大変そう。

作業の様子を想像するだけで、首が痛くなります。

ペットちゃん用

猫ちゃん用の通路もご覧の通り。

「ん?でも、ペットの行き来は、便利なドアがあるのでは?」

その通り。

ペットくぐーる

下部に猫ちゃんが行き来できる開口部が開いていて、普段は締まっていますが、押せば簡単に行き来できるドア。

入ってほしくない時にはフタで締めれば出入り禁止にもできます。

ペットちゃん用2

ではなぜこのように、わざわざ壁に穴をあけるのかというと・・・

 

そう、引き戸には付けられないから。

メーカーのサイトには「フレームの肉厚が薄いため引き戸にも使用できます」とありますが、物理的に取り付け可能かどうかの問題ではありません。

ペットちゃんが通ろうとしたその時に、引き戸を勢いよく引いてしまったら!

想像したくありませんね。

 

壁に穴をあけるのは手間がかかりますが、ペットちゃんがその穴を行き来するのを思い浮かべると、それはそれで愛らしい。

新築時にやっておくべき造作だと思います。

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