前回、外壁工事の進行模様をご紹介した、混構造の家@横浜市戸塚区。
外装の工事を終え、足場が取れました。
アールのバルコニーがまず目に入りますが、大きな軒も印象的。
今回軒裏は、淡い外壁にコントラストの効いた黒で仕上げました。
軒の深さと色味は外観の意匠を大きく左右します。
色味は概ね3種類。
一番多いのはホワイト。
こちらは黒の外壁に対して、白い軒裏が際立ちます。
建築実例の一覧を眺めていただくと、この白い軒裏が最も多いようです。
黒と白だけではなく、白い外壁に白い軒裏だとこんな感じ。
外構も含めて白で統一しています。
一方、外構の木製フェンスのトーンに軒裏を合わせると、こんな感じ。
バルコニーの下も含め、三層に見える無垢の板が意匠性を高めます。
さて最後は黒い軒裏もご紹介しましょう。
黒い外壁に黒い軒裏だとあまり主張せず、建物全体が引き締まった印象で、その分、打ちっぱなしの地下とバルコニーの腰壁が強調されます。
外壁が白に軒裏が黒だと、
外構のアイアンとおそろいの黒で、白いベースの外観にアクセントを与えています。
今回のお住まい、淡い外観に大きな黒い軒裏は、どのように建築実例に収まるか、楽しみです。
さて、工事の主戦場は外から中へ。
こちらは1階リビングの壁掛けテレビ用の下地を組んでいます。
4本見えている横架材の、真ん中2本でテレビを支えます。
それじゃ、上下の2本は?と思いますよね。
1階はRC造です。
木造であれば、下地材を柱にネジで固定することができますが、RCの場合はそうはいきません。
この横架材で枠全体を締め固め、下地を固定しています。
リビングは、間接照明で照らす折り上げ天井に。
低いほうで2500、折り上げた部分は2700あります。
一般的な天井高は2400ですので、開放感がありますね。
照明をつけるとこんな感じに華やぎます。
さて、断熱材の施工を終え、石膏ボードが取り付けられました。
クロスを貼るための下地調整に入ります。
まずはビスの頭を。
壁と天井がぶつかる部分はもちろん、石膏ボードの切れ目もひとつひとつパテで埋めていきます。
こちらはクローゼット内部に設けたドレッサー。
クローゼットは、人目にはあまりつきませんが、出隅・入隅、凹凸が多いですね。
最終的にはこんな感じになります。
天井の下地調整が最も大変そう。
作業の様子を想像するだけで、首が痛くなります。
猫ちゃん用の通路もご覧の通り。
「ん?でも、ペットの行き来は、便利なドアがあるのでは?」
その通り。
下部に猫ちゃんが行き来できる開口部が開いていて、普段は締まっていますが、押せば簡単に行き来できるドア。
入ってほしくない時にはフタで締めれば出入り禁止にもできます。
ではなぜこのように、わざわざ壁に穴をあけるのかというと・・・
そう、引き戸には付けられないから。
メーカーのサイトには「フレームの肉厚が薄いため引き戸にも使用できます」とありますが、物理的に取り付け可能かどうかの問題ではありません。
ペットちゃんが通ろうとしたその時に、引き戸を勢いよく引いてしまったら!
想像したくありませんね。
壁に穴をあけるのは手間がかかりますが、ペットちゃんがその穴を行き来するのを思い浮かべると、それはそれで愛らしい。
新築時にやっておくべき造作だと思います。
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