先日、完成間近の「RC+木造=混構造の家@戸塚」に、撮影に行ってまいりました。
いつものように、建築実例でご紹介する前に、気になるポイントをご紹介しておきましょう。
まずは玄関から
白い壁に黒の建具、淡い色見のタイルとウォールナットの床。
いずれもコントラストが効いていて、モダンな雰囲気です。
上がり框の高さは、通常18㎝程度が一般的ですが、今回は10㎝と低めなのも、スタイリッシュに見える所以かと思います。
このアングルでは、シックな印象なのですが、実はアットホームな側面も。
ご家族が玄関扉を開け、「ただいま!」と帰宅すると、
正面のキッチンに立つママが、笑顔でお出迎え。
お互いに扉を開けた瞬間に、手を振りたくなるような、安らぎを感じられるレイアウトです。
ガラスの右手にあるルーバーは、角度によってキッチンの目隠しにもなり、リビングからあまり見られたくない時のパーテーションの役割も果たします。
キッチンはアイランドキッチン。
「アイランドキッチンに憧れる!」という声はよく聞くのですが、実際にレイアウトしようと思うと、難しい部分もあります。
というのも、フロアに独立して設置することになるため、周囲に通路を確保できるだけの広さが必要になります。
LDKの広い空間でアイランドキッチンを設置しようとすると、キッチンを雑然とした状態で放置するのも気になるし、ニオイもこもりやすい。
そこで今回は、キッチンゾーンとリビングダイニングゾーンを緩やかに分け、お友達や家族とわいわいキッチンで作業をしたり、回遊できる動線の良さを確保しつつ、開放的すぎるデメリットを抑える工夫をしています。
キッチン収納の奥には、たっぷり買い置きのできるパントリーもあります。
ダイニング側には、ユーティリティースペースを確保。
左下にあるのは、夜の晩酌に欠かせない製氷機です。
その左、背の高い冷蔵庫置場を挟んで、
階段下スペースを活用して、書斎コーナーを設けました。
お子様がまだ小さいので、階段から落下するようなことがないように、アイアンの手すりにアクリル板を取り付けています。
大きくなったら、冷蔵庫を挟んで二人並んで、ママに見守られながら勉強できるスタディーカウンターとして活躍しそうです。
さてこちらは2階のファミリークローゼット。
可愛らしいクロスで装われています。
手前には、奥様のドレッシングルームとして使えるカウンターを設けました。
近くで見ると、よりテンションが上がりますよね。
身支度を整えるスペースにピッタリな、気分を高めるクロスだとおもいます。
その正面にあたるサニタリースペース。
写真には写っていませんが右手が浴室です。
ここで脱ぎ、洗面台奥の洗濯機で洗い、その奥の広いバルコニーで干し、先ほどのファミリークローゼットに干すという、家事楽動線です。
撮影日はあいにくの雨。
そんな日は室内干しになりますが、
階段室の吹き抜けスペースにホシ姫サマを設置しています。
この画像を撮影している背面には窓もあり、下からも横からも風が通る位置なので、洗濯物もよく乾きます。
お手洗いの壁面にはエコカラットを設置。
意匠性を高めるタイルですが、ご存知の通り、多孔質な素材は、梅雨時には余計な湿気を吸い込み、冬場の乾燥する季節に吐き出す調湿機能が備わっています。
嫌なニオイの原因物質や、ホルムアルデヒドなどの有害物質も吸着し、低減します。
今回のお宅では、トイレだけでなく、玄関、リビング、主寝室など様々な場所にこのエコカラットを採用しています。
というのも、
愛らしい猫ちゃんがいるから。
ご覧のようなキャットステップや、ドーム型のベッド、リビングにはキャットウォークなども用意してあります。
勝手気ままな猫ちゃんが、
思うままに自由に行き来できる猫ちゃんトンネルもいくつか用意しています。
ご家族にはもちろん、猫ちゃんにも優しいお家、完成間近です。
ただし、最近の雨にも見舞われ、少々外構工事が遅れ気味となっております。
外構が完成し、外観写真の撮影にはもう1か月ほどかかりそうですので、建築実例でのご紹介はもうしばらくお待ちください。
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