先週日曜日、テレビ神奈川のカナフルTVで、本堂の建築の屋根や装飾部分をお願いしている工務店さんが紹介されていました。
伊勢原市に拠点を置く、内田工務店さん。
社寺建築を専門に扱う宮大工集団です。
番組では、鎌倉の光明寺本堂の改修を準備している模様が紹介されていました。
こんなに規模の大きな建物ですから、「じゃあ改修しましょう!」といきなり工事に入るわけにはいかず、まずは現状を確認し、どこをどのように改修するかという計画を立てる必要があり、その調査をしているとのことでした。
このような細かな装飾があちこちに施されています。
これをひとつひとつ補修していくとなると、相当な手間と時間が必要となることが想像されますが、なによりも必要なのはその技術。
番組では、宮大工さんが持つノミは多岐にわたり、多い方は100本以上のノミを持っているそうです。
頼もしい限りですね。
さて、現場の工事も進んでおります。
こちらは前回最後にご紹介した基礎のコンクリート打設が終わったところ。
このままの状態ですと、モノも置けないし危険ですので、
埋め戻しつつ、整地を行います。
さらに捨てコンを打設して、
配筋工事を行いました。
高低差4.6mの配筋ですから壮観です。
型枠の設置を上から見たところ。
内部に入ってみましょう。
単管パイプが横になっている中央下の左手に大小の脚立が立てかけられています。
その型枠、左上から右下に斜めに下がっているのがお分かりいただけますでしょうか?
上から見るとよくわかりますね、階段です。
階段の踏み板を支えるコンクリートの型枠を設置し、
その上に配筋を行っています。
実は階段そのものをコンクリートで造るのをご紹介するのは珍しいこと。
一般的な住宅ですと、鉄骨や木を使って造ることが多いのですが、事業用の建物=例えばマンションなどでは、コンクリートを用いることが一般的です。
今回はこのような斜めの構造でもあるので、コンクリートで造ることにしています。
コンクリート構造分の配筋工事が終了しました。
内部はというと、
物々しい様相となっております。
なんといっても4.6mの高さのコンクリート打設工事ですので、荷重も相当なものになります。
一気に打設工事完了までその工程を飛ばしましたが、朝8時半にスタートし、6時間ほどかけて無事に終了しました。
床や壁はもちろん、先にご紹介した階段なども隙間なく打設するために、じっくり丁寧にたたきながら、コンクリートを流し込んでいくのでこれくらいの時間がかかるのです。
こちらは電線の移設工事の模様。
既存の電柱を利用した電線ですと、本堂にかかってしまうので、仮の電柱を立て、配線位置を変更しました。
さて、工事はコンクリートの養生期間を経て、いよいよ本堂の工事に移ってまいります。
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