2023年も大変お世話になり、ありがとうございました。
本日、最終営業日です。
明日から1/4まで年末年始休業をいただき、1/5に新年の顔合わせ、1/6より2024年の事業が本格的にスタートいたします。
お休みの間にいただきましたお問い合わせに関しましては、1/5以降、順次お返事させていただきますので、ご承知おきください。
さて、今年最後のご紹介は、平屋の家@鎌倉市。
前回、基礎工事までの模様をご紹介していました。
基礎のまわりをビニールシートで囲っているのは、雨に濡れて泥となった土で、建物内部を汚さないようにしていることなどをご紹介しました。
基礎の立ち上がりに、基礎パッキンを敷き、土台を載せたところです。
建築資材を運び込み、いよいよ上棟へ。
雲ひとつない快晴のこの日、棟上げには最高の一日となりました。
一気に屋根を葺く工事まで完了、この段階では屋根の下側に垂木(たるき)が並んでいるのがはっきり見えます。
その垂木に、通気スペーサー=アクエアーシルバーを設置します。
このアクエアーシルバー、何度かご紹介していますが、屋根側にアルミコーティングがなされ、遮熱効果を発揮します。
実験によると、これがあるかないかで7℃も違うんだとか。
さらに、この通気スペーサー=通気口の中を熱くなった空気が通り、屋根の一番高いところから吐き出されます。
いわゆる棟換気というやつです。
その通気スペーサーや、壁面に吹付断熱=アクアフォームを施工、
さらに気密シートで覆いました。
この気密シートの狙いは2つ。
1つはその名の通り、気密性を高め、外気の影響を抑えること。
もうひとつは、冬の内部結露を防ぐこと。
室内で発生した水蒸気が、外気にさらされてる壁面に近づくと、結露します。
結露した水滴により、断熱材が湿気を含むと、容易には抜けません。
なので、この気密シートで室内の湿気が壁の内部にいくのをシャットアウトするわけです。
断熱材が湿気を含むと、構造体である木の腐食を招く可能性があり、家の寿命を縮めます。
とても大事な役割を果たします。
天井にも気密シートを張り、さらにその上から合板で覆いました。
今回の天井は、クロスではなく、木材で仕上げるので、下地も石膏ボードではなく、このような合板を用います。
いきなりですが、さてこちらは何でしょう?
床下収納と思われる方、多いのではないかと思いますが、正解は掘ごたつ。
今回は掘ごたつのユニットは用いず、枠だけをご用意します。
寒冷地仕様の断熱性の高いボードで囲い、
内側を、ネジ保持力の強いMクロスで覆います。
熱源は何がいいかなあ?
掘りごたつユニットではないので、別途掘りごたつヒーターをご用意される予定です。
さてこちらは床暖房を設置しているところ。
左側の職人さんが膝をついている下が掘りごたつ。
その周囲を床暖房で囲みます。
今回採用した床暖房は、アルシステムのプリマヴェーラネオ。
このように薄いフィルムのような設備なので、フローリングと構造用合板の間に隙間をつくらず施工できるので、施工性に優れた商品です。
メーカーのカタログによると、ランニングコストも
月額2500円ほどと、他の様式に比べ抑えられるということなので、言うことなしです。
配線はこのように、床の合板に穴をあけ、床下に収めるので、床の上はスッキリします。
掘りごたつをすっかり囲めました。
これなら、炬燵の中に入らないお尻も安心。
来年は、この掘りごたつで年の瀬を過ごされるといいですね。
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