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建築ブログ

05.18 | 地下車庫, 木造, 賃貸併用・事業用建物

賃貸併用住宅@横浜市泉区~工事スタート

3か月ほど前に「新しい家づくりのはじまり」でご紹介した賃貸併用住宅です。

ちょっと時間が空きましたので、おさらいをしておきます。

解体中

こちらが当時解体中の模様をご紹介した現地。

この1台分の地下車庫を3台分に拡げ、階段は右手に。

完成予想模型

2階部分を賃貸住宅として、お貸しします。

当社が得意とする地下室地下車庫のある家のように、住宅と地下車庫は繋がっていません。

オーナー様専用ガレージではなく、車庫付き賃貸住宅にするなど、多目的に使うには、繋げない方が好都合。

一方で、普及が進んでいる電気自動車の充電設備は準備しておきます。

南側の通路

この土地は、2方向の道路に接道しています。

先に見た階段側を2階にお住まいになられる方々の出入り口にして、こちら側をオーナー様のアプローチとします。

完成予想模型

こちらが同じ模型の南側から見たところ。

アプローチ正面に引き戸の玄関が見えますね。

住み慣れた広い土地に、ご自宅を確保しつつ、余ったスペースを他所様にお貸しする賃貸併用住宅のプランです。

ここまでが前回ご紹介した内容です。

地鎮祭

古家の解体が終了、きれいに整地され、地鎮祭の準備が進んでいます。

その周囲、赤いテープが建物の配置を示すものです。

根伐りスタート

根伐りが始まりました。

青いひもが出ているあたりに山留用のH鋼を打ち込みます。

掘った土は、空きスペースに積み上げます。

基礎も

根伐りを行いながら、建物の基礎も同時進行で掘り進めます。

ユンボが掘っているところあたりまで地下車庫がくるので、建物の基礎はその上あたりと、掘らない部分の土地にまたがります。

「地下車庫が完成してから基礎を掘ればいいのでは?」という疑問もわきそうですが、同時進行で掘る方がメリットが大きいのです。

今回の工事では、地下車庫2台分を新たに造るので、残土が大量に出ます。

一部、埋め戻しに必要な土を確保して、全て処理する必要がありますが、その際、まとめて処理してしまったほうがコストも手間も抑えられます。

そのような事情から、先行して基礎の工事も行っています。

内側から

基礎の堀り方工事を終え、擁壁内部の掘削工事に入ります。

左手に見える古い擁壁は、ある程度掘ってから解体します。

一次根伐り完了

鉄板が敷いてある道路面から中段の高さに平面を設け、さらにその上が基礎の位置になります。

中段の平面奥に、青っぽく示されているのがH鋼を埋め込む位置です。

作業を行いやすいように、中段に平面を確保しておきます。

建柱車

H鋼を打ち込むための穴をあける建柱車が到着しました。

これより7.5mのH鋼を14本埋め込みます。

溶接中

7.5mといえば、自動車用信号機を支える柱ほどの長さがあります。

そのまま搬入するのは難しいので、2本のH鋼を現場で溶接します。

アースオーガー

H鋼を挿入するための下穴をあける作業が始まりました。

オーガー(Auger)とは、穴をあけるドリル状のきりを意味する言葉。

アースオーガー(earth auger)で地球に穴をあけるドリルということのようです。

ちなみに、一般的な日本語ではドリル(drill)の方が馴染みがあり、よく使われますよね。

英語でもドリルは穴をあける道具という意味で使われますが、ドリルよりもオーガーの方がサイズ感が大きく、土に穴をあけるときにはオーガーを使うようです。

山留中

H鋼の埋め込みが終り、矢板をはめ込みつつ、二次根伐りが始まりました。

掘り起こした残土は、埋まっているときよりも空気を含むので、相当な嵩になります。

完了

山留工事が無事に完了しました。

砕石を敷き、転圧を終えたところです。

写真ではわかりにくいですが、前面道路は奥から手前側に下っています。

防水シート

防水シートで覆い、スラブコンクリートの打設に備えます。

捨てコン打設

まずは捨てコンを打設し、

壁面防水

壁面に防水シートを設置して、

配筋準備

配筋工事へ。

ベースコンクリートの配筋

床面の配筋が整然と行われました。

型枠設置

上から見ると、車3台分が止まる十分な間口があることがおわかりいただけると思います。

道路面に型枠を設置し、

コンクリート打設中

コンクリートの打設へ。

完了

養生期間を経て、

壁配筋へ

壁の配筋を行うために、型枠を設置します。

梅雨入りまで、あと3週間。

気象庁の1か月予報によると、この期間、気温がかなり高くなる見込みだそう。

そろそろ熱中症にも気を付けながら、安全第一に作業を進めていきたいと思います。

 

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