先週水曜日の日経新聞にこのような記事が出ていました。
完成予定を含む、2024年度のマンション平均工期が2014年度に比べ、平均3割伸びたとのこと。
主な原因は、人手不足と働き方改革。
建設業の就業者がこの20年間で2割減っている上、時間外労働の規制が厳しくなることによる、労働時間の短縮で、1か月の総労働時間が4%減っていることも影響しているようです。
先月にはこんな記事も出ていました。
要約すると、人手不足により、ビルの建て替え計画の延期が相次いでいるとのこと。
例えば、五反田のTOCビルは、建て替えのため、3月末に閉館するとして、テナントとの解約までしていたのに、建築費の高騰により採算が合わなくなったため、急遽、建て替えを10年程度延期することにした。
他にも、JR札幌駅の再開発プロジェクトが2年延期になったり、千葉市の市民会館の移転新築計画は宙に浮いたままになっている、などが挙げられていました。
これらも、人材不足と資材高騰で当初の計画と大きく狂ってしまったことが原因だそうです。
さらに衝撃的なのは、現場監督の求人数がこの10年で31倍にもなっていること!
3倍ではありません、31倍です。
これには驚きました。
この記事が出る2か月ほど前、当ブログで、当社も人材募集の告知をしたばかり。
そもそも現場監督の仕事は、誰にでも任せることができるような仕事ではなく、ある程度一緒に仕事をして、信頼関係が築けてからでないと、現場を任せることなどできません。
新規に募集して、戦力として一緒に働いてもらうにはそれだけ時間がかかるだろうと思っていました。
それ故に、これまでの伝を使って、信頼のおける方に声をかけていました。幸いなことに、三顧の礼をもって迎えることができることになったので、ホッと胸を撫でおろしているところです。
一方、当社のような建設会社の仕事は、着工から完成までの業務を、適正に、滞りなく進めるのが大きな役割です。
古い建物を解体し、廃棄処分を行い、地盤改良、配筋、コンクリートの打設、内装、外装、電気工事と、たくさんの協力会社さんと一丸となって工事を進める必要があります。
工事の工程の中で、何か一つでも滞るようなことがあると次に進めなくなってしまいます。
そうならないためには、これまでの実績と信頼関係がとっても重要です。
忙しい時だけ頼りにされて、その仕事が終わってしまったら「なしのつぶて」では、協力会社様も困ってしまうし、当社への信頼も薄らいでしまうのは当然です。
ひとつひとつの工事において、しっかりお約束を守るのはもちろんのこと、これからの見通しについても共有しておくことが大切です。
その詳細、所在地や工事の時期、構造、規模などを協力会社様と共有することで、目の前の仕事に集中しつつ、次の仕事の心配をすることなく、段取りを準備しておいていただくことができると思います。
このように社内、社外の体制をしっかりと整え、当社を信頼してお声掛けいただいたお客様のご要望に応えて参りたいと思っています。
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