ここのところ、完成した現場、あるいは完成間近の現場のご紹介が続いていました。
でも、完成した現場があるということは、その前に半年ほど工事の期間があったということです。
竣工物件が増えると、どうしても完成した状態をご紹介したくなるのですが、
本当は、それまでの工事の苦労や工夫などもしっかりお伝えしたいところです。
さて、そんな中で、本日は横浜市青葉区で進行中の地下車庫工事の進捗をご報告致します。
まずは、現地をご覧ください。
お屋敷です。
大きいですね~。高さも相当あります。高低差5.5m。
この壁を掘って、地下車庫を造ります。
当社は、主にコンクリートを使った注文住宅を建築しています。
『地下室・地下車庫のある家』の施工例が多いこともあり、このような地下車庫を造るご依頼を
いただくことがございます。
さて、5.5m上の状態をご覧いただきましょう。
見晴らしの良い、広いお庭です。
このお庭に、今回の地下車庫大作戦のラインが引かれています。
なぜ2本、白い線が引かれているかといいますと、
このように掘るからなのです。
縦の青い線が、前の写真の外側の線、赤い線が内側の線です。(位置は正確ではありません)
5.5mを直下に掘り進むことはできません。
あとの工程を考えても、一度青い線に沿って、1.5m程掘り進みます。
そのあと、実際に必要な車庫の広さに沿った、赤い線に沿って掘りすすめるのです。
青い水平の線を作業場にして、残りの4mを掘り進めます。
お庭を掘削しながら、壁となっている間知石を一つ一つ解体していきます。
手すりのように組んであるパイプを、『単管パイプ』といいます。
前の写真の青い線で書いた、車庫の上部は、最終的に埋め戻します。
ですから、工事中はこの単管パイプで簡易に山留めを行います。
写真中央のパワーショベルのことを『ユンボ』といいます。
もともと、フランスの会社の商品名で、その会社と技術提携した三菱重工が『ユンボ』という名前で売り出して、
その名前が今でも使われています。
H鋼を打ち込み、H鋼とH鋼のあいだに矢板をはめて山留めをし、中央を掘削していきます。
上に単管パイプの簡易山留めが見ていますが、こうして見ると強度が全然違うことがわかります。
掘削が完了しました。
湿気が上がらないように、シートで覆います。
これから、コンクリートで固めていく作業に入ります。
その前に配筋が必要ですよね。
配筋する前の、捨てコンを打つ作業にこれから入ります。
コンクリートを流し込みます。
きれいに捨てコンの作業が完了しました。
どのように完成するか楽しみです。
工事は進みます。
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