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建築ブログ

06.26 | 木造

子育て世代の注文住宅@大和市 続報

約1ヶ月前にご紹介した、『子育て世代の注文住宅@大和市』。

順調に工事が進んでおります。

 

木造住宅の工期は約4ヶ月ほど。

来月には完成する予定です。

 

まずは、断熱工事からご覧いただきましょう。

アクアフォーム吹き付け直後

アクアフォーム吹き付け直後

当社が建てる木造住宅の断熱材は、アクアフォームという建材を使用しています。

水で発泡させるので、環境に悪影響を与えるフロンガスを一切使わない断熱材です。

ご覧頂くと想像出来るのではないかと思いますが、液体を吹き付けると、泡がでて膨らむのです。

いわゆる発泡する状態です。

自発的に発泡するので、入り組んだコンセントの部分などにも断熱材が行き届いて、断熱性能が高まるのです。

 

アクアフォームの表面をカット

アクアフォームの表面をカット

今回は、通常よりも厚めに断熱材を施工するご発注でしたので、はみ出している部分はカットしていきます。

 

アクアフォーム、カット終了

アクアフォーム、カット終了

キレイにカットされました。

 

次は外壁工事です。

サイディング取り付け工事

サイディング取り付け工事

当社の木造、あるいは混構造の完成建物をご覧いただいたことがある方には、『あれ?いつもと違う』と

お気づきいただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そうなんです。

当社が通常使用している外壁材は、旭化成のパワーボード。

丈夫で長持ちするとても優れた建材であることは、今までにもご紹介してきました。

でも今回は、違う外壁材をお施主様にご提案し、採用されました。

旭トステム社製の『AT-WALLガーディナル』という商品です。

旭トステムとは、旭硝子とトステムのそれぞれの外壁材事業部が統合した会社です。

ガラスのプロと、建材のプロ。それぞれの強みが活かせそうな統合ですね。

 

さて、これは何が画期的かと申しますと、実はシーリングレスなのです。

 

通常、個別の外壁材の切れ目は、シーリング材という柔らかい素材をコーキングして繋ぎます。

それをなくして、金物で繋ぐサイディングなのです。

 

『雨が降ったら、外壁材の中に水がしみちゃうんじゃないの?』

そう、思われますよね?

でも大丈夫。

カンシキくん

カンシキくん

これがサイディングのつなぎ目。黒い棒が見えます。

この黒い棒がミソなのですが、この棒のことを『カンシキくん目地ジョイナー』といいます。

これを中に入れて、サイディングを張り上げていくのですが、サイデイングの隙間に水が染み込んだとしても、

このカンシキくんに水の流れ道が用意されていて、中の防水シートまで水が届かないようになっているんです。

 

シーリングレスのメリットは、どうしてもシーリングしたつなぎ目は目立ってしまうので、美観を損ねます。

わかりにくいかもしれませんが、シーリングがないと、下の写真のようにどこがつなぎ目かわかりません。

 

シーリングレス工法の威力

シーリングレス工法の威力

シーリングしたサイディングの写真がないので比較できませんが、街を歩いた時に探してみてください。

すぐに見つかると思います。注意して見たいただくと、この工法のメリットがわかっていただけると思います。

 

もうひとつのメリットは、コーキングですと大体10年に1回くらいコーキングをやり替える必要が出ます。

『AT-WALLガーディナル』はこのやり替えが不要な上、表面の塗装がフッ素コートなので、

15年の塗膜保証も付いていて、耐久性も十分なのです。

 

 

バルコニー塗装 下塗り

バルコニー塗装 下塗り

さて次はバルコニーの塗装工事。

バルコニーには、FRPという素材が使われます。

FRPとは、Fiber Reinforced Plasticsの略で、繊維をプラスチックの中に入れて強化した素材です。

小型船の船体などにも使われています。

 

砂まき

砂まき

下塗りを終えると、砂をまきます。

砂をまく理由は、滑り止めと見た目をよくするため。深みが出ます。

写真をよく見ると、砂をまいた奥と、まいていない手前の印象が少し違うのがわかります。(上部の赤い丸囲みに注目)

 

砂まき完了

砂まき完了

砂を巻き終わりました。

テカテカが収まり、マットな雰囲気に仕上がっています。

 

仕上げ

仕上げ

最後に仕上げ剤を塗ります。

砂を巻くことによって、テカテカかんが収まり、落ち着いた雰囲気に仕上がります。

 

 

完成近し!

完成近し!

既に内装工事も佳境を迎え、完成が待たれます。

7月には完成した『子育て世代の注文住宅』のご紹介が出来ると思います。

 

お楽しみに。

 

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