約1ヶ月前にご紹介した、『子育て世代の注文住宅@大和市』。
順調に工事が進んでおります。
木造住宅の工期は約4ヶ月ほど。
来月には完成する予定です。
まずは、断熱工事からご覧いただきましょう。
当社が建てる木造住宅の断熱材は、アクアフォームという建材を使用しています。
水で発泡させるので、環境に悪影響を与えるフロンガスを一切使わない断熱材です。
ご覧頂くと想像出来るのではないかと思いますが、液体を吹き付けると、泡がでて膨らむのです。
いわゆる発泡する状態です。
自発的に発泡するので、入り組んだコンセントの部分などにも断熱材が行き届いて、断熱性能が高まるのです。
今回は、通常よりも厚めに断熱材を施工するご発注でしたので、はみ出している部分はカットしていきます。
キレイにカットされました。
次は外壁工事です。
当社の木造、あるいは混構造の完成建物をご覧いただいたことがある方には、『あれ?いつもと違う』と
お気づきいただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうなんです。
当社が通常使用している外壁材は、旭化成のパワーボード。
丈夫で長持ちするとても優れた建材であることは、今までにもご紹介してきました。
でも今回は、違う外壁材をお施主様にご提案し、採用されました。
旭トステム社製の『AT-WALLガーディナル』という商品です。
旭トステムとは、旭硝子とトステムのそれぞれの外壁材事業部が統合した会社です。
ガラスのプロと、建材のプロ。それぞれの強みが活かせそうな統合ですね。
さて、これは何が画期的かと申しますと、実はシーリングレスなのです。
通常、個別の外壁材の切れ目は、シーリング材という柔らかい素材をコーキングして繋ぎます。
それをなくして、金物で繋ぐサイディングなのです。
『雨が降ったら、外壁材の中に水がしみちゃうんじゃないの?』
そう、思われますよね?
でも大丈夫。
これがサイディングのつなぎ目。黒い棒が見えます。
この黒い棒がミソなのですが、この棒のことを『カンシキくん目地ジョイナー』といいます。
これを中に入れて、サイディングを張り上げていくのですが、サイデイングの隙間に水が染み込んだとしても、
このカンシキくんに水の流れ道が用意されていて、中の防水シートまで水が届かないようになっているんです。
シーリングレスのメリットは、どうしてもシーリングしたつなぎ目は目立ってしまうので、美観を損ねます。
わかりにくいかもしれませんが、シーリングがないと、下の写真のようにどこがつなぎ目かわかりません。
シーリングしたサイディングの写真がないので比較できませんが、街を歩いた時に探してみてください。
すぐに見つかると思います。注意して見たいただくと、この工法のメリットがわかっていただけると思います。
もうひとつのメリットは、コーキングですと大体10年に1回くらいコーキングをやり替える必要が出ます。
『AT-WALLガーディナル』はこのやり替えが不要な上、表面の塗装がフッ素コートなので、
15年の塗膜保証も付いていて、耐久性も十分なのです。
さて次はバルコニーの塗装工事。
バルコニーには、FRPという素材が使われます。
FRPとは、Fiber Reinforced Plasticsの略で、繊維をプラスチックの中に入れて強化した素材です。
小型船の船体などにも使われています。
下塗りを終えると、砂をまきます。
砂をまく理由は、滑り止めと見た目をよくするため。深みが出ます。
写真をよく見ると、砂をまいた奥と、まいていない手前の印象が少し違うのがわかります。(上部の赤い丸囲みに注目)
砂を巻き終わりました。
テカテカが収まり、マットな雰囲気に仕上がっています。
最後に仕上げ剤を塗ります。
砂を巻くことによって、テカテカかんが収まり、落ち着いた雰囲気に仕上がります。
既に内装工事も佳境を迎え、完成が待たれます。
7月には完成した『子育て世代の注文住宅』のご紹介が出来ると思います。
お楽しみに。
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