いよいよ完成が近づいてまいりました、「賃貸併用住宅@横浜市泉区」の続報です。
新たに造った地下車庫の上、埋め戻し、転圧を終え、ワイヤーメッシュを敷いています。
この後、土間コンクリートを打設して、新たにテラスを造ります。
その前に雨が降った時に備える準備をします。
正面にお隣様のフェンスが見えますね。
U字溝を用意して、お隣様との境界手前で雨水を受け止めるようにします。
フェンスの下、既存の柵の手前に、なにやら板状のモノが貼ってあるの、わかりますでしょうか?
これはエラスタイトという緩衝材です。
コンクリート同士を直接重ねると、地震などがあった時に亀裂が入ったり、割れたりする可能性があります。
衝撃を抑え保護するためにあいだに挟む伸縮目地です。
U字溝の設置が終ると、コンクリートの打設へ。
美しく滑らかに仕上がりました。
パット見たところではわかりませんが、設置したU字溝に水が流れるように、左手前から右奥に緩やかな勾配を付けて打設を行っています。
こちらは、2階賃貸住宅のバルコニー。
プールや温泉施設にも使われるFRP防水を行います。
バルコニーの仕上げは砂。滑り止めの役割を果たします。どのように仕上げるかというと、
掃除機の反対の機能を持つ工具に、上から砂を投入し、先端からブフォーッと掃き出して、
このように美しく、平均的に仕上げます。
賃貸住宅部分のアプローチの防水処理もFRP防水で行います。
でも仕上げ方は異なり、
東リのNSシート(ノンスリップシート)で仕上げます。
バルコニーと異なり、共有廊下は通行量が多いので、防滑性の高いビニルシートの方が何かと便利です。
ただし、シートの場合は、切れ端をそのままにしておくわけにはいきません。
剥がれやすいし、ゴミも付着します。
養生をして、
シーリングを行い、しっかりと密着させます。
用途は同じでも、使用頻度などにより、使い分けます。
お施主様がお住まいになる玄関アプローチの仕上げは、渋いお色味の大きなタイルをお選びいただきました。
同じタイルで玄関の土間まで続きます。
こちらは室内のニッチ。小さなモザイクタイルは、このように1ユニット(12×12=144)のモザイクタイルがセットになっていてそれを壁面に貼り付け、
仕上げの目地材を上から塗り、目地がしっかり埋まったら、タイルの表面をきれいにふき取って完成です。
ラスティカモザイコ23角。
タイルは、広く使うときには大きなタイルを、限られたスペースには小さなモザイクタイルを使うのが基本です。
こちらはお施主様が住まわれるリビングのテレビが置かれる壁面です。
天然石の力強さが魅力のマルチパネルシーズンという商品です。
タイルや天然石は、1つ1つの表情が異なるので深みがあって、歳を重ねても古びた印象にならないのが魅力。
長く愛着を持ってお使いいただけると思います。
地下車庫内部もピーコン跡や壁面を仕上げ、すっかりきれいに仕上がりました。
「コンクリート打ちっぱなし」というと、打設を終えてそのまま、という意味でとらえている方もいらっしゃるかと思いますが、型枠を取り外した状態では、こんなにきれいには仕上りません。
お化粧してこそ、その美観が現れるし、長くその状態を保つことができるのです。
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