2つ前のブログでご紹介した、『子育て世代の注文住宅@大和市』。
その中で、シーリングレス工法サイディングのご紹介をしました。
いよいよ完成が迫り、外観の状態がよくわかるようになりましたので、その模様をお伝え致します。
もうほぼ完成しております。
サイディングというのは、工場で生産されるため品質が均一で、コスト的にも採用しやすい外壁材です。
外壁には、サイディング以外にもモルタル・塗り壁、タイル、レンガ、当社がよく使用するALCなどがあります。
サイディングには金属系、窯業系(ようぎょうけい-金属以外の原料に高熱を加えてつくられたもの)、
木質系の3つがあります。
このサイディングは、窯業系サイディングに属するもので、セメントと木片などを混合して成形し、表面を
塗装しています。
窯業系サイディングは1枚1枚を工場で作りますから、施工する時には水が入らないように
シーリングでつなぐ必要があります。
そのシーリングを使わずに施工できるようにしたのが、このシーリングレス工法です。
先ほどと同じ写真です。
赤い矢印で示したところがつなぎ目です。
よってみました。
ほとんど間がありません。
シーリングした外壁も見てみましょう。
サイディングとサイディングを、シーリングでつないでいますよね。
上の写真と比べるとかなりの幅が空いていることがわかります。
それでは、どのように雨の侵入を防ぐのか?
前回もご紹介しましたが、外壁材の内側に、万が一水が侵入しても、内部には入り込まないような
建材が用意されています。
水が入り込んでも、このカンシキくんを伝って水が下に流れます。
住宅の角にあたる部分を出隅、入隅といいますが、この部分にはそれぞれ専用のサイディングとカンシキくんがあって、
防水も施されています。
窓まわりもシーリングをせずに見事に収まっています。
一つおことわりをしておきますと、このシーリングレス工法サイディングは、全くシーリングを使わない
というわけではありません。部分的にはどうしても使わなければならないところもあります。
それでも、サイディングのつなぎ目が目立ちにくく美しい外観が実現でき、シーリングを使った一般的な
外壁に比べてメンテナンスが容易、ということは言えそうです。
しかし、完全につなぎ目が見えなくなるわけではありませんね。
人によっては、細いつなぎ目がうっすら見えているよりも、シーリングした外壁の方が好き
という方もいるかもしれません。
候補に挙げたいな、と感じられた方は、ぜひご自身の目でお確かめになってください。
神奈川で鉄筋コンクリート(RC)の
注文住宅を建てるなら、
一級建築士事務所 奥建設・
奥建築設計事務所にお任せください。
鉄筋コンクリートの強度を活かし、
傾斜地を地下室や地下車庫の用途で
有効活用するプランの
実績が豊富です。
神奈川県横浜市戸塚区
矢部町1828-45
TEL:045-392-3061/
FAX:045-392-3062