横浜市内で計画している新しい家づくりのご紹介です。
お施主様は、数年前に、当社で二世帯住宅を建築させていただいたお客様のご親族様。
ご親族様をご紹介をいただけるというのは、それだけ信頼していただけたという証でもあり、大変うれしく、ありがたいこと。
心より感謝申し上げます。
今回計画している住宅の模型はこちら。
前面道路は南から北側へ緩やかに傾斜しています。
シャッターの奥には車を4台分止めることができるほどの広さがあります。
住宅自体は木造で、外構とシャッターゲートをRC造で仕上げ、邸宅らしさを表現します。
写真の通り、道路から見て左手に住宅、右手にカースペースをレイアウトしていますが、設計段階では右手に住宅、左手にカースペースを、という案も検討していました。
画像上で入れ替えてみると、こんな感じ。
こうすると、玄関までのアプローチがフラットに近くなるため、玄関まで階段を上らずに済みます。
また、南側に建物を寄せることになるので、北側のお住まいとの距離ができます。
となれば、お隣様の日当たりを確保するための、北側斜線の影響を受けないので、天井を斜めにカットせずにプランニングすることが可能です。
裏を返せば、決定したプラン=建物を向かって左の北側、カースペースを右側にレイアウトすると、玄関まで階段を上がる必要があり、北側斜線の規制も受けてしまうということ。
さて、どちらを優先するべきか?
という決断に迫られるのですが、南側に住宅を寄せると、大きなデメリットが発生することに気づきました。
車の出し入れです。
バックして入庫する際に、道路の一番低いところから入れるので、車庫入れの難易度が上がり、車高の低い車だと車体の底を擦ってしまう可能性があります。
これは大きな問題です。
また、北側に寄せた時のデメリットである、玄関まで階段を使わなければいけないという問題は、カースペース側から出入りすれば、
このように玄関ポーチも含めて3段程度で済みます。
これなら、それほど気にならないと思います。
北側の天井が斜めになってしまう部分は、可能な範囲でトイレや洗面脱衣室をレイアウトし、できるだけ使いにくくならないように、設計の工夫で解決します。
さらに、北側に建物を寄せれば、それだけ日あたりも良好になります。
ということで、最終的に、今回の配棟計画で決着いたしました。
近く、着工予定。
着工次第、工事の模様をご紹介してまいります。
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