7月3日に初めてご紹介させていただいた『地下室・地下車庫のある家@小田原』。
前回は、建柱車でH鋼を埋め込む穴を開けているところまでご紹介いたしました。
工事が進んでいます。
建柱車であけた穴にH鋼を入れていきます。
でも、建柱車のドリルであけた穴に入れるだけでは、グラグラと安定しません。
キリで穴をあけ、釘の先を安定させてハンマーで叩くのと同じように、H鋼も上から叩く必要があります。
その模様が上の写真です。
H鋼の凹に棒を固定し、モンケン(重り)が上下して杭打ちします。
建柱車のスクリュー(オーガーといいます)で先行掘削し、このようにモンケン打撃をして固定する方法を
オーガーモンケン工法といいます。
それにしても・・・
敷地の中央部分にH鋼を打つのは、どういうことでしょう?
通常山留めは、地下を掘る周囲に行いますので、地下部分を囲むようにH鋼も打設するはず。
今回の現場は、隣地との高低差が5m程もある上、それほど硬い地盤ではありませんでした。
配筋を組んでコンクリートの工事が完了すれば問題はないのですが、工事中は土がむき出しになりますし、
ゲリラ豪雨等がこないとも限りません。
そこで、万全の体制で臨むために、内側に杭を打って写真のように山留めを支えています。
土を荒らさないように優しく掘りながら、15cm厚分の砕石を敷き込み、防湿シートで覆います。
山留めの上部も、ビニールシートで覆います。こちらは雨対策です。
ようやく捨てコン打設までたどり着きました。
これより地下の配筋、コンクリートの打設工事に入っていきます。
工事は進みます。
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