台風が近づいているようですね。
複数の現場が動いております。
あまり悪さをしてくれなければいいのですが。
さて、前回に引き続き、『地下室地下車庫のある家@小田原』の進捗状況から、
今回は、RC構造の壁を作る型枠設置工事のお話です。
前回は、RC造の骨組みである鉄筋のお話をご紹介しました。
スラブの配筋です。いよいよコンクリートの打設を行います。
仕上がったコンクリートの床面は、きれいな真ったいらのように見えますよね?
でも実際には微妙に勾配があります。
勾配がないと水がたやすく入り込んでしまったりします。
黄色いキャップのはまった鉄筋が見えますね。
この下にシールのような目印があってそこまでコンクリートの厚みをつけて、全体の勾配がバランスよく取られるようになっています。
きれいにならされました。
真ったいらにしか見えませんが、微妙に勾配がついています。
これは以前にもご紹介したことがありますが、配管や窓など空間が空く部分は、RCの弱点です。
完成後クラックが入ったりしやすいので、リングレンという補強の鉄筋を入れています。
D-13とは、「直径13㎜の鉄筋」という意味ですね。
窓部分にはこのような斜めの鉄筋で補強します。
断熱材の向こう側は、掘削ー山留した後の矢板がきています。
ところどころに、長い鉄の棒の先に白いキャップがついたものが見えます。
これが、コンクリートを流し込むときの”囲い”=型枠を作るときに必要なもの=ピーコンといいます。
鉄の蛇口のようなハンドルがいくつも見えますね。
この板の向こう側にピーコンがあり、おねじ、めねじの役割を果たし、型枠を固定しています。
地下室や地下車庫など、壁になるためにコンクリートが流し込まれる部分を除いて、
型枠が設置されました。
すごく細かく部屋が分かれているように見えますが、梁になる部分もくぼんでいますので
実際にはここまで細かく壁があるわけではありません。
型枠は通常再利用するものですが、打ちっぱなしの仕上げとなる場合は、
新品の型枠を使います。
クロスなどで覆うのがもったいないと思えるような、美しいコンクリート面が出来上がります。
工事は進みます。
神奈川で鉄筋コンクリート(RC)の
注文住宅を建てるなら、
一級建築士事務所 奥建設・
奥建築設計事務所にお任せください。
鉄筋コンクリートの強度を活かし、
傾斜地を地下室や地下車庫の用途で
有効活用するプランの
実績が豊富です。
神奈川県横浜市戸塚区
矢部町1828-45
TEL:045-392-3061/
FAX:045-392-3062