11月も、はや1週間が経過しました。
今年もあと7週とすこし。
街にはクリスマスの装飾も始まりました。
ここからが早いんですね、毎年。
一日一日を大切に、しっかり工事を進めてまいります。
さて、もうほぼ完成しているのですが、おさらいの意味も含め、
『地下室地下車庫のある家』@小田原の断熱工事の模様をお知らせしましょう。
積水化学工業のフェノバボードです。
この材料の最大の特徴は、断熱性能の高さ。
発泡させた樹脂の中に細かい気泡を作り、その中に発泡ガスを閉じ込めているそうです。
そもそも樹脂は、高性能サッシ(=樹脂サッシ)にも使われるほどに断熱性能が高いのですが、
それを発泡させてガスを閉じ込めた素材ということで、相当の断熱性能を発揮するであろう、
ことが想像できます。
熱伝導率の低さは、低いといわれる空気を上回り、さらに薄くても十分に性能を発揮するため、外張断熱工法の断熱材として
使われることが多いそうです。
壁の断熱には、アクアフォームを使っています。
これは、水を使って発砲させる硬質ウレタンフォームという素材です。
硬質ウレタンフォームとは、この白い泡のような断熱材を、現場で発泡させて吹き付けるので、
狭いところや複雑なコンセントを設置する穴部分など複雑な個所にもしっかり施工できる
とても便利な断熱材です。
しかし通常の硬質ウレタンフォームはフロンガスを使うので環境にやさしくないという問題がありました。
それを解決したのがこのアクアフォームです。
先ほど床の断熱でご紹介したフェノバボードに比べると、厚みの割に断熱性は劣るといわれていますが、
フェノバボードは細かな施工には向かないのです。
床にはコンセントがないでしょう?
一面に断熱材を施工する場合は、フェノバボードのほうがすぐれているので、使い分けるのですね。
さてこちらは、アクアフォームを吹き付ける前の天井部分。
通気スペーサーという材料で、断熱材と屋根の間に通気層を設けるためにはめています。
残念ながらこの写真では見えませんが、段ボールの反対側は、太陽の熱を遮断するための、アルミが貼りついています。
天井部分と断熱材の間に空気層を設けることで、夏の暑い空気を逃がします。
最終的にはこのようにアクアフォームで覆います。
快適な住宅を建てるために、断熱材の施工はとても重要です。
さて、少し前の工事の模様でしたが、断熱工事をご紹介しました。
あと2週間ほどで、施工事例のページでご紹介できる予定です。
今しばらくお待ちください。
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