6月21日は夏至。
1年のうち最も昼が長く、夜が短い日。
いよいよ夏がやってきます。
さて、先日あるお客様から、こんなお話を聞かれました。
『コンクリート住宅は古くなると苔とか藻とかカビで汚くなりますよね?』と。
この方が仰っていたイメージはこんな感じの外壁でしょう。
こちらは築9年のマンションの外構部分のコンクリート打ちっぱなしです。
下はそれほど目立ちませんが、上部はかなり汚れています。
雨に降られて、湿気をおび、日当たりが悪いところはなかなか乾きませんので、
カビや藻が発生してしまうのです。
直接雨を受けてしまう頂上部分から流れる雨が乾きにくい上部の汚れが激しく、
横からの雨にさらされる下部は比較的乾きが早いのでしょう。
『築9年でこれか。我が社の建物はどうだろう?』
当社から徒歩3分ほどのところに建つ、踊り場の家。
平成12年新築当時の写真です。築15年ほど経過しています。
現在の状況をご覧いただきましょう。
汚れは・・・ほとんど気になりません。
横に並べてみましょう
もちろん経年の変化はありますが、ほとんど汚れは気にならないと思います。
このお宅はコンクリート打設工事終了後、仕上げとしてフッ素系の塗装で仕上げました。
フッ素は防水性も高いので、水の侵入を防いでくれます。
先ほどのマンションと同じように外構部分をアップで見てみましょう。
さすがに頂上部分は雨の影響が大きいため、黒ずみが見られますが、壁面は全然汚れていません。
雨が少し降り始めましたが、コンクリートに染み込むような様子はありません。
これがフッ素の効果ですね。
先のお客様のご質問、
『コンクリート住宅は古くなると苔とか藻とかカビで汚くなりますよね?』
に対しては、コンクリート打設工事の後の仕上げをどのように考えるか、
何を使うかにより、経年変化の状況は変わってくると言えます。
また、陽当たりの良さも影響します。
湿潤状態から早く乾燥すれば、カビや藻は発生しにくいです。
でもいくら陽当たりが良くても、仕上げをせずに雨ざらしになっていたとしたら、
コンクリートを傷めます。
その影響により、亀裂が発生してなかに水が入り込むと、鉄筋が錆びるリスクも
あります。
そう考えると、美しい外観を保ち、安心して長く暮らすには、
コンクリート住宅も外壁のメンテナンスを定期的に行う必要がありますね。
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