梅雨も折り返しました
でも、平年通りだとしても、まだ20日ばかりありますね。
雨が降らないのも困りますが、雨で工事が進まないのも困る。
今年はそれほど雨による滞りは出ていない様子。
一方で、今のところ水不足の心配もないようですから、
今年はまずまず平和な梅雨といえるのではないでしょうか。
さて、2か月ほど前に上棟の模様をお伝えした、『地下室のある二世帯住宅@神奈川区』。
工事が進んでおります。
まずは思い出していただくために外観の模型から。
このお宅は、玄関は1階に、車庫は外に設置して、地下室をつくります。
本日は断熱材施工の模様をご紹介しましょう。
白く勢いよく吹き付けられているのは、アクアフォームと呼ばれる断熱材です。
硬質ウレタンフォームという分類に属します。
アクアという名前は、水を使って発泡させるから。
フロンを全く使用しないので、地球にやさしい素材といわれています。
現場で発泡するから、グラスウールなどでは隙間なく施工することが難しいコンセントや
配管まわりなども問題なく施工できます。
拡大した写真ですが、隙間なく施工されているでしょ?
隙間があると、外気が入り込む余地がそれだけあるということ。
そういう意味で硬質ウレタンフォームは施工しやすく、
施工精度を高めやすい建材です。
2階部分の断熱材施工が終了いたしました。
天井と壁で、断熱材の仕上がり状況が異なるのは、壁はこの後、
石膏ボードをピッタリ貼り付けるので邪魔な部分をカットしています。
この写真の方がわかりやすいかもしれません。
天井はモコモコがそのままですよね。
この天井は屋根の形状に合わせた勾配天井なのですが、
ダウンライトなどの設備が間に入るので、屋根と天井の間に空間があります。
特に邪魔にならない部分は、モコモコのまま施工を続けます。
こちらは地下の写真。
コンクリートの打ちっぱなしの箱に、木の枠をつくります。
この中に硬質ウレタンフォームを吹き付けます。
しっかり施工できました。
さて、内側の断熱工事が進む間に、外側は外壁貼り付け工事に入ります。
これは、1階の足元にあたるところを上からのぞいている様子です。
この穴の開いた部材を、土台水切りといいます。
昔の家は基礎の上に載る土台が雨に濡れて腐ってしまう、ということが珍しくありませんでした。
外壁を伝って落ちる雨水が土台を濡らし、乾燥せずにそのまま腐ってしまうというわけです。
そういう事態を防ぐため、外壁を伝った雨水を土台に回さないように考えられたものなのです。
横から図解してみましょう。
上からではわかりにくかったとおもいますが、この水切り、Z字のように屈折して取り付けられて
土台を守っているわけです。
外壁を伝った雨水の多くは外側に流れます。
万が一内側に回り込んでも、上に折れ曲がっているので、
土台までは水がまわらないようになっているわけです。
さあ、外壁が取り付けられ、足場も解体されました。
これより内装工事です。
完成まであともう少し。
工事は進みます。
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