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建築ブログ

10.18 | 木造

小屋裏収納のある家 擁壁工事

完成時の模型

横浜市泉区で注文住宅の工事が始まりました。

傾斜のある分譲地なので当社の得意とする『地下室地下車庫のある家』に

適した土地でもありましたが、そこまでは必要ないという事で今回は擁壁

を造り木造の注文住宅を建築します。

 

屋根を取り外す

天井の一番高いところの下に、広~いロフトがあります。

来年2月の完成を目指します。

 

解体が終了した現地

右に下っている傾斜地です。

当時は、手前に見えているブロックで壁を造り、家を建てていました。

現在では、このまま家を建てることはできません。

地域によっても違いますが、この地域ではブロックは6段までしか積めないのです。

一番低いところでも8段積んでいますから、撤去して擁壁を造るか、切土と言って土を削り取って

地盤そのものを下げて、ブロック6段までの高さにするかの選択になります。

当然ながらコストもかなり上がりますが、擁壁の方が強度が断然高くなりますから、

擁壁を造ることになりました。

砕石転圧状況

お隣りとの境界に造る擁壁の地盤です。黒い地層の下に、茶色い地層が見えますね。

これは関東ローム層、比較的強い地盤です。ここに、高さ2m弱の擁壁を造ります。

道路側の擁壁

左側にU字溝のふたが見えます。この左側が道路です。

道路よりだいぶ深いところを掘っていますね。

擁壁は、その土地を地震や大雨等から守るために造りますから、深いところまで掘って、

底の部分を内側に折り曲げるようにL字型にコンクリートを打設します。

そうして、L字の底のコンクリートの盤の上に土を埋め戻し、倒壊等を防ぐのです。

 

隣地側の配筋

L字型(L字のの形としては逆になっていますが)になっているのが、おわかりいただけますでしょうか?

 

底部分へのコンクリート打設

この部分がL字の底になり、最終的には土で埋め戻され、壁部分を支える盤になります。

 

道路からみた擁壁の型枠

すごく高いところまで、型枠が立ちあがっています。

あれ?でも隣地との境界になる型枠は、道路側より低いですよね。

実は、道路側も擁壁は1m78cmでもう少し低いのですが、その上に目隠しのための

手すり壁を1m10cm分造るので、3m近くの型枠になっているのです。

建物側から見たところ

よく見ると、道路側の型枠の途中から、厚みが変わっているのがわかります。(赤い矢印のところ)

擁壁よりも手すり壁の方が、コンクリートの厚みは薄くなるのでこのような型枠になるのです。

 

道路面の擁壁

きれいに擁壁になるコンクリートが仕上がりました。

道路側の擁壁と手すり壁の厚みが違うのがよくわかります。

この後、下部に見えるコンクリートの床部分に地盤面まで土を埋め戻します。

 

次は、埋め戻してどうしても弱くなってしまった地盤を改良する工程です。

 

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