『令和』となって、初めての竣工となる予定の
『混構造で建てる地下2階+地上2階建ての保育園@川崎市高津区』。
来月の完成を目指し、工事は進捗しております。
早速ご紹介してまいりましょう。
2階から1階へ、避難用の滑り台。
と言っても、避難時だけではなく、滑り台としても使える遊具です。
大型トラックで搬入されてきました。
この写真の背景をみると電信柱や電線が見えますでしょ。
大型のクレーン車は気を使います。
引っ掛けようものなら大変ですから。
ヘルメットをかぶっている方の奥に脚立があってその奥に柵が見えますね、ここが滑り台の乗り場です。
凹部分に滑り台を設置するので、簡単には行きません。
まず大型のクレーンで、滑り台の上下を固定して持ち上げ、設置場所近くまで移動させます。
ここで、大型クレーンから小型のクレーンにバトンタッチ。
『それなら、最初っから小型ですればいいのに』と思いそうですよね。
ところが小型のクレーンは引っかけるアームがひとつしかないので、固定して運ぶことができないのです。
ブラブラした鋼鉄の滑り台が風にあおられ建物に激突しようものなら、大ごとです。
なので、ここまで近づいて落ち着いた状態でタッチするわけです。
この状態でゆっくりロープを巻いて、屋根の下にアームを潜らせ、ドッキングさせます。
はい、大仕事でしたが無事設置完了です。
内装も進んでいます。
主だったところをご紹介してまいりましょう。
あ~、保育園らしい光景ですね。
丸窓のある黄色い壁、思わずのぞき込みたくなります!
階段の踊り場右側にはアールの下がり壁があって行き来できるようになっていますが、
ん?反対側にも階段があるのかな・・・?
はい、反対側から黄色い壁の階段側をとった写真です。
こちら側の階段に見えた段差は、シアタールームのベンチなんですね。
ここに座って、アンパンマンやおかあさんといっしょなどを見ることでしょう。
そして、映像に飽きたら読書もできるんです。
このベンチとベンチの高低差、狭く見えますがA4サイズくらいの絵本が縦に入る書棚になっています。
シアターに飽きたな~と思って、両足の間を覗くと本が並んでいるという寸法です。
こちらの保育室、左手の白い壁はマグネット式のホワイトボードになっていて、落書きを楽しんだり、模造紙に書いた絵を貼りだしたりすることができます。
上部についているレールには引き戸のようにボードがぶら下がり、開けばボードスペースが広がり、フロアを広く使う時には閉じて遊ぶ計画です。
こちらは2階の大空間。
中央の腰壁のある空間は・・・
お手洗いです。かわいらしい便器が見えますね。
子どもたちが集まっている中、一人でお手洗いに行ける子には一人で行ってもらいます。
でも、ちょっと心配。
ですから腰壁で覆いながら、外から気配が感じられるように、上部は透明にしています。
お手洗いの上部はハイサイドサッシから、光を採りこみます。
日中は照明がいりませんね。
その隣の丸い穴は、24時間換気のダクトにつながります。
地下側から見た外観全景です。
地下2階から地上2階につながるらせん階段も付きました。
先ほどの滑り台とトーンが似ていますでしょ?
次にご紹介するときは、もう完成しているかな?
工事は続きます。
神奈川で鉄筋コンクリート(RC)の
注文住宅を建てるなら、
一級建築士事務所 奥建設・
奥建築設計事務所にお任せください。
鉄筋コンクリートの強度を活かし、
傾斜地を地下室や地下車庫の用途で
有効活用するプランの
実績が豊富です。
神奈川県横浜市戸塚区
矢部町1828-45
TEL:045-392-3061/
FAX:045-392-3062