突然ですが、神奈川新聞が運営するサイト”カナロコ”によると、東名横浜青葉ICと第三京浜港北ICを結ぶ横浜北西線が、来年の3月に前倒しで開通することになったんですって。
予定では2022年開通だったそうですが、用地取得も工事も順調に進んだことで2年も前倒しされたんだそう。
この手の工事で前倒しというのはとても珍しい。
ドンドン後ろにずれるのが一般的ですから。
横浜市青葉区といえば、当社にご依頼いただく件数が多い地域なのですが、渋滞等々で1時間くらいはかかっていました。この道路ができると急ぎの場合は使えそうです。
なんせ、当社から第三京浜に直通の横浜新道までは目と鼻の先、横浜青葉ICから青葉台の駅までも3㎞ほどですから。
いろいろと便利に使える機会が増えそうです。
さて、一か月ぶりのご紹介となりました、地下室地下車庫のある家@横浜市南区。
早速紹介してまいりましょう。
工事は進捗しており、外まわりは外壁のパワーボードの設置も終わり仕上がってまいりました。
今週末の3連休は大型台風19号が関東を直撃する予想で大荒れになりそうです。
ちょうどひと月前に上陸した台風15号の記憶が鮮明で、足場が心配に思われますね。
だからと言って特に急いだわけではありませんが、台風上陸前に無事解体されました。
一瞬、ホッとしますが、足場が解体されたと言っても工事中の現場は、さまざまな建材や道具が仕掛中の状態ですから、台風に備えてしっかりと養生することが欠かせません。
注意深く、想像力を働かせる必要があります。
さて、今回のタイトル、断熱工事です。
こちらの写真は地下、コンクリート造部分の断熱材を施工したところです。
硬質ウレタンフォームという断熱材です。
ピンク色は地球温暖化を促進するフロンを使用しないノンフロンの硬質ウレタンフォームであることの証です。
こちら木造部分の断熱工事を終えたところ。
素材はアクアフォーム。その名の通り、アクア=水で発泡させるので、こちらもフロンは使っていない地球にやさしい断熱材です。
別々に見ても様子の違いをお分かりいただけると思いますが、ちょっと並べてみましょう。
木造の方がふかふかしていて、ダウンのように空気を含んで気泡のようになっているのがわかります。
柱と柱の間の壁内部に入り込んでいるところを見ると、厚みを感じますよね。
RCの方は木造に比べて、薄い感じ。
木造に比べてモコモコした感じが皆無です。
そもそもなぜ同じものを使わないんだろう?
その答えは、構造の違いによるところが大きいと言えます。
一般に、木造の断熱材は、柱と柱の間の空間に断熱材を入れます。
今でもありますが、元々の主流はグラスウールと言われる、布団みたいな断熱材を押し込んでいました。
しかしそれだとコンセントとか配管など、複雑な形状に対応するのが難しく、隙間が空いて高い断熱性能を発揮させることがなかなかできなかったのです。
そこで登場したのが吹付け断熱で、現場で吹き付けますから、複雑な形状でも空間に断熱材が入り込むのでしっかり断熱ができるようになりました。
一方でRC造の方は、骨組みとなる鉄筋はコンクリートの中に埋め込まれているので、凹凸はありますが表面は平面です。
木造のように柱と柱の間に断熱材が入り込む空間はありません。
ですから、あまり厚くなりすぎない断熱材がよいのです。
薄くてもしっかり断熱できるようにするには密度が濃く、仕上がりが固い硬質ウレタンフォームが適しています。
硬い断熱材であれば、そのままその上に内装の壁を施工できますので、内のりの面積が食われずに済みます。
また、ピンクの断熱材は固いので、地震が来た時に建物が動いて揺れのチカラを分散させる木造には向きません。
RCであれば構造はガチガチに硬いので、なんら問題ありません。
アクアフォームは柔らかい断熱材ですから、木造の揺れにしっかり対応してくれます。
構造の特性に合わせた断熱材を使うのが合理的なのです。
完成まであと1か月。
工事はまだまだ続きます。
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