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建築ブログ

11.30 | 木造

「小屋裏収納のある家」@泉区 柱状改良、その後

さて、11月も最終日。

今年も残すところあと1カ月ですが、現場はしっかり動いています。

 

柱状改良の様子

埋め戻した土をたたい転圧するだけでは弱いので、このようにスクリューのようなもので掘って、

その先からセメント系の固化剤をだし、土と混ぜて地下2~3.5mの柱を造って行う地盤改良工事、

=柱状改良工事までお伝えしていました。

 

いよいよ基礎工事です。

 

さあ、基礎工事

柱状改良をした土の上に砕石を敷き、その上に湿気が上がらないようにポリフィルムを被せ、その上に

配筋していきます。

 

「あれ?なんかゴロゴロしているものがあるな?なんだありゃ?」

はい、これはスペーサーといって、一番下に来る鉄筋にかませて、ポリフィルムと鉄筋の間の距離を確保

するためのものなのです。鉄筋が予定より地面に近づいてしまうと必要な強度が確保できません。

この工事では、ポリフィルムと鉄筋の間隔を6cm程とる必要があるのです。

この間隔も場所によって異なります。

 

配筋完了

スペーサーがところどころに鉄筋の下に配置され、きれいに配筋されていますでしょう?

基礎の鉄筋がこのようにきれいに組まれていたのは、スペーサーをかませて、地面との間に

必用なスペースを確保しているからなんです。

 

コンクリート打設完了

コンクリート打設完了後の写真です。

基礎の立ち上がりに、鉄筋のような鉄の棒が立っています。

よく見ると、長い棒と短い棒があるのがお解りになりますか?

 

短い棒は、アンカーボルトとよばれ、この上にくる土台を固定します。

長い棒は、柱に取り付けるホールダウン金物と接合するアンカーボルトです。

角の近くや、壁の中央周辺の柱がきそうなところの近くにありますでしょ?

この長いアンカーボルトが柱に取り付けたホールダウン金物と結合することで

強い地震や台風などの時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐのです。

実際に基礎の上に土台をのせる時には、その間に基礎パッキンという材料を使って、基礎と土台が直接

触れることのないようにして、通気性を確保します。

 

基礎と土台

土台が交差する組み合わせの凹凸は、プレカット工場で加工されて運ばれますが、ホールダウン金物や、アンカーボルトを

入れる穴は、大工さんが現場の状況をしっかり確認してあけていきます。

 

プレカット工場から運ばれてきた木材には、1本1本番号がふられていて、プレカット図をみればどこに何がくるかわかるように

なっています。プレカット図は、縦横にそれぞれ「いろはにほへとちりぬるを・・・」、「123456・・・」 と番号がふられていて、

木材には「いー1」というように番号がふられ識別できるようになっています。

 

今度機会があったらご覧に入れますね。

 

 

 

 

 

 

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