当ブログで3月に初めてご紹介した、地下室地下車庫のある家@横浜市南区。
ついに完成間近となり、先日撮影を行いました。
ホームページにアップするまでには少々お時間がかかりますので、今日のところは、手元のカメラで撮影した画像をご紹介しましょう。
その前にもう一度、模型をご覧いただきます。
実際の現場の模様がこちら。
模型のように引いて撮るわけにもいかず、前面道路から見上げるとこのような感じです。
当然ですが、ほぼ模型通りに仕上がりました。
建物左手、照明がとりつかれている擁壁が見えます。
寄ってみましょう。
奥に見える手すりは階段にそってつけられたもの。
建築前はこの階段で玄関まで上がっていました。
手前の擁壁を見ると、なにやら黒いものが挟まっています。
さらに寄ってみましょう。
右手側、建物の構造の一部となる地下を支える壁です。
左手側の壁面は、その奥の階段の傾斜を支える擁壁です。
この二つは、つながっているものの、別の構造物です。
これを1つのRC造の壁面としてつなぐと、大きな地震などが来た場合、クラックが入ってしまう可能性があります。
そこであえて、このようなクッションでジョイントさせることでそれぞれに加わる力を逃げるようにしています。
さあ、それでは中へ入ってみましょう。
地下玄関正面の階段を上がった1階にあるダイニングキッチン。
床はホワイトオークの無垢材で、カウンターキッチンのダイニング側壁面に収納を設置しました。
キッチンのカップボードとブラックウォールナット風の濃い茶系で合わせ、床材との適度なコントラストを演出しています。
ダイニング上部が吹き抜けになっていて、2階の窓からも陽光がたっぷり差し込みます。
こちらはダイニング奥のリビング。
天井と壁面に間接照明を施しました。
壁は、LIXILのエコカラット。
調湿、脱臭に加え、有害物質を吸着する機能を持ちながら、深みのあるアクセントウォールになる、発売から20年が経つロングセラーです。
リビングからダイニング方面の廊下を見たところです。
つきあたりがトイレです。
トイレの室内ドアの上にだけ下がり壁があって、廊下への引き戸や、廊下の右手の天井には下がり壁がないのがわかりますでしょうか?
廊下の右手、手前から二つは階段室で、3つ目が洗面脱衣室です。
開口部が天井まであると、圧迫感がなく広く感じます。
その洗面脱衣室の床は久しぶりの登場、スウエーデンの床材メーカーボロンの製品。
塩ビを織ってつくった床シートです。
塩ビシートはそのままだと、冬はひんやり冷たく、夏はべた付くイメージがありますね。
でも織ってあると、縄の束の上を歩くようで、冬でもヒンヤリしないし、夏もべた付きません。
それでいて塩ビなので、水も染み込まないんです。
裸足で歩いてみると、その良さがわかると思います。
さて、こちらが2階南側の洋室。
東側に小さな窓を設置し、午前中の光を採りこみます。
廊下を出ると、すぐ右手にトイレが。
トイレの扉は外側に開くので、勢いよく洋室から廊下に出た時にトイレから人が出てくると、あぶない!ですよね。
その課題を解決する打ち手はこちら。
中折れ戸です。
この扉なら、出合頭にトイレの扉があいても、扉が折りたたまれるので、衝撃が吸収されます。
中から見るとこんな感じ。
スペースに限りのある住宅には、とっても重宝するのがこの中折れ戸です。
今日のところはここまで。
全貌のご紹介まで、もうしばらくお待ちください。
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