一覧でご紹介したのが、現在計画中の模型です。
もう一度ご覧いただきましょう。
土地の面積も十分で、間口も広く、模型ではそう見えないかもしれませんが、ガレージには車を2台並べて駐車できます。
土地探しからはじめて、2台の車を止められる地下室地下車庫のある家をご要望されていました。
当社の代表も同行して、何件か見学した後、ご要望にピッタリの当該土地を見つけられました。
土地探しから地下室地下車庫のある家の家づくりを希望される方には、参考になると思いますので、なぜ今回の土地が、地下室地下車庫のある家を建てるのにピッタリだったのかをこの機会にご紹介させていただきましょう。
まずは、利便性。
駅から徒歩10分を切る好立地だったこと。
そして、既にお話しした通り、間口も広く、面積も十分であったことです。
ここまでは、どんな家を建てるにしても好条件ですね。
地下室地下車庫のある家を建てるにあたって、特に気にしていただきたいのが次の3点です。
まずは、道路と敷地の高低差が2.5m~3m程度あったこと。
この程度の高低差が、最適です。
2.5mより低いと、地下車庫の高さを確保する為に、下に掘るか1階の高さを上げなければなりません。
でも、1階を高くすると、高さの制限にかかるようになるため、地下の床面を下げるのが一般的です。
地下車庫の奥にある階段を使って玄関まで下ります。
その分、掘らなければいけないことになります。
また、3mを越えてくると、地下を造るときの根切り工事が大規模になるので、これも大変です。
大規模になればなるほど工事費はかさみます。
所有している土地の有効活用であれば別ですが、新たに購入するのであれば、工事の規模は大きくならないほうが望ましい。
コストは抑えられると言えるでしょう。
2.5mから3mだとこれくらい。
実際には3mちょっとオーバーですが、これくらいですと、そのまま無駄なく地下室地下車庫の家が建ちます。
これから購入する土地でしたら、できるだけ工事の規模が抑えられる土地を探したほうが良いですよね。
道路と土地の高低差は、2.5~3mが正解。覚えておいてください。
もう一つは、今回の土地が北向き道路の土地であったこと。
北道路のメリットは、主に3点あります。
まずは、北側斜線制限の影響を避けやすいこと。
これは、南側にある家によって北側にある家に陽が入らないという状況を防ぐものです。
住宅の北側にある建物から見た高さや、勾配が規制されます。
南道路の家だと、反対側の家が北道路の家になりますので、ギリギリに建てると、すぐ隣地ですから、大きく勾配の規制にかかります。
一方、北道路の家の北側は道路ですから、その分余裕があり、敷地ギリギリまで建てることができるケースが多いということです。
ということは、南側を空けることができる上、玄関は北側に来ますので、大きくて明るいリビングを計画しやすかったりするのです。
さらに、北側は南側に比べ、一般的に値段も割安になるケースが多いのです。
最後に、今回の土地は、高低差があってそのまま車を止められない上、地下車庫もなかったという点です。
駐車場をつくるためには、それなりに費用がかかります。
もし、売却される前に地下車庫をつくってしまっていたら、その費用は必ず土地価格に上乗せされます。
地下車庫をつくられていても、地下室地下車庫のある家を建てるとしたら、もう一度壊してやり直さなければならないので、完全に無駄なものとなってしまいます。
今回の土地は、まだ加工される前のいわばダイヤの原石だった、これが今回の土地の条件がぴったりだった大きな要因でした。
地下室地下車庫のある家を建てようと思って、土地を探される方は、ぜひ上記の条件を参考に土地を探してみてください。
ただ、土地選びは、上記の条件だけで判断できるものでもありません。
ピックアップする時の条件として、頭にとどめておくくらいが良いでしょう。
土地を買って、地下室地下車庫のある家を建てようと思ったら、ぜひ建築相談室にいらしてください。
しっかりアドバイスをさせていただきます。
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