車を2台並べて駐車できる地下室地下車庫のある家@横浜市青葉区。
工事が進んでおります。
早速ご紹介してまいりましょう。
壁を構成している茶色い板はノボパンという建材です。
ノボとはラテン語で新しい、パンはパネルですので、新しい板という意味です。
1942年にスイスで発明され壁だけでなく、床や屋根、家具など多用途に用いられています。
使えない残材や解体材を使ってつくるリサイクル製品なので、供給が安定し価格変動も少なく、施工もしやすい建材です。
パーティクル(粒子)ボードと呼ばれることもあります。
このノボパンで壁をつくり、開口部に防水シートを挟んでサッシを取付けます。
窓回りは雨水が浸入しやすいので防水シートが重要です。
サッシが入ると、次は防水シートです。
屋根と同じく、水が入っても内部に侵入しないように下から設置していき、点線のところをのりしろに見立て、重ねていきます。
防水シートの次は通気胴縁の設置です。
この通気胴縁を設置することで、外壁材と内部の構造との間に空間をつくります。
この空間に期待される効果は3つあります。
1つ目が、外壁と内部構造の間に発生する湿気をこもらせず、上から逃がすこと。
2つ目が、真夏の太陽に熱せられた外壁の熱を内部に伝えずに済むこと。
3つ目が、台風などで雨水が入り込んでも、下から抜けることです。
外壁通気工法といいます。
下部には穴のあいた水切りがついています。
外壁を伝った雨水が直接土台を濡らさないように傘の役割を果たしています。
ご想像の通り、穴の開いているところが外壁と内部構造の通気層に空気を取り込む開口部です。
当然ですが、外壁が設置されると、この穴はふさがります。
通気胴縁の上から外壁材=パワーボードが設置されました。
外壁材と外壁材やサッシとの隙間にコーキング打ちます。
最後に外壁を塗装し、外装が完成しました。
こちらは室内の様子。
断熱材=アクアフォームを柱と柱の間に現場発泡している様子です。
自己接着力があるので、隙間に入り込んで空間を埋め高い断熱性能を発揮してくれます。
それだけ、床や窓など、くっついてほしくないところにはしっかり養生する必要があります。
こちらのピンクの断熱材は地下のコンクリート部分に吹き付けた断熱材です。
柱の間に斜めにかかっている板が見えますね、何かわかりますか?
そう、ご想像の通り、階段の手すりの下地ですね。
こちらは、2階の主寝室の壁です。
向こう側は子供部屋なので、断熱材は必要ありません。
この壁に壁掛けテレビを設置します。
黒いシートは遮音シートです。
しかし、遮音シートだけでは心もとないので、防音マットも設置します。
そろそろ足場も外れ、完成に向け内部の仕上げに入ります。(写真は外壁設置前のもので、前後してしまいました)
8月末完成予定なので、次にご紹介するころには、全貌に近い状態をお見せできることでしょう。
工事は進みます。
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