一昨日の日経新聞朝刊にこんな記事が出ていました。
住宅向け木材が上昇、と。
原因は米国の住宅需要が旺盛なんだとか。
新型コロナの影響で在宅ワークが広がり、郊外に住宅を求める人が増えているんだそう。
低金利でお金が借りやすく、株高もあり、昨年11月の着工数は前年比は12.8%にも上るんですって。
一方日本はというと、同じくすでに発表されている昨年11月まで、17か月連続で前年同月を下回っています。
消費税増税の影響があるとはいえ、ちょっと元気がなくて残念ですね。
連日報道されているコロナの影響を思うと、今、このタイミングで動ける方は大変恵まれていると思います。
前年割れが続いているということは、余裕がありますし、需要が弱いことから、税制優遇も受けられますので。
『ちょっと今は動けない』という方は、チャンスが来るまで待ちましょう。
さて、年末にご紹介しておりました、ガレージハウス。
正月明け、工事が再開しております。
昨年最後にお知らせした、捨てコンの上に配筋の目印を記載する墨出しがなされました。
250×1000という文字が見えますね。
その上に組まれている配筋の厚みが250㎜で高さが1000㎜=1mということです。
1本1本の鉄筋は任意の長さで切れていますので、圧力と熱を加えて繋ぎます。
万力のような道具で双方の鉄筋を中央に引っ張りながら熱を加えます。
ユー字型の道具の、よく見ると4つの噴出口から炎が出ているのが見えるとおもいます。
バランスよく熱して繋ぎます。
白丸で囲ったところがつなぎ目です。
真ん中の切れている鉄筋は、検査用にカットされたものです。
基礎の立ち上がり部分が仕上がり、それを支えるベースの配筋と1階の壁面につながる配筋を行います。
今回の建物は1階RC造、2階木造の混構造住宅です。
配筋が完了し、コンクリートを打設するための型枠を設置しました。
型枠中央に見える波型の資材は止水板です。
詳細は後ほどご説明しましょう。
まずはベース部分のコンクリートを打設し、その後基礎の立ち上がり部分を打設します。
ベースコンクリートと、立ち上がり部分の2工程がありましたが、立ち上がり部分の打設の模様は省略しました。
前の写真からの工程でいうと、ベースコンクリートの打設を終えた後に、立ち上がりの内側にも型枠を設置して、コンクリートを打設した、という状況です。
はい、この通り基礎の立ち上がりのコンクリートが固まり、型枠が解体されました。
きれいですね。
先ほど見ていただいた止水板がコンクリートの上から半分、鉄筋の中央あたりに出ているのがわかるかと思います。
このあと、1階部分のコンクリート打設を行いますが、打設工事は下の工程が固まった後に、上の工程をおこなうのですが、そのつなぎ目が完全につながることはなく、どうしても隙間が発生します。
その隙間から、雨水が染み込まないように水を止める役割を果たしています。
まさに『止水板』ですね。
型枠が解体されましたので、外周側に設けた堀を埋め戻します。
基礎の立ち上がりの内側も埋め戻しを行い、転圧機をかけます。
その後、防水シートで覆い、さらに配筋を行って土間コンクリートで仕上げます。
ここまで順調に進んでいます。
いまはまだ、密になるような状況ではありませんが、工事が進むにつて感染の危険も増します。
感染拡大防止策を徹底しながら工事を進めていきたいと思います。
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