前回、地下車庫のコンクリート打設までを終えた、地下車庫のある家@川崎市です。
コンクリートが十分に乾燥し、木工事に入るまでに少々お時間がありますので、その間にお隣様との間にあるブロック塀を解体します。
まずは、根元を掘削し、
そのうえで解体していきます。
飛散する可能性がありますので、解体している部分はもちろん、下部ブロックの穴もガムテープでふさぎます。
きれいに撤去されました。
建物完成後、新居に似合う新たな塀を用意する予定です。
とりあえず、このような仮のフェンスで、覆っておきます。
そうこうする間に、地下車庫のコンクリート部分が乾燥するのに十分な時間が経過しました。
型枠を撤去します。
すかさず足場を設置して、木工事の準備に取り掛かります。
基礎の立ち上がりに乗っている木を土台、細い金属=鋼製束の上に載っているのが大引です。
「あんな細い棒で床が支えられるの?」
と思われるかもしれませんが、1本の鋼製束で4トンもの重さに耐えられるものがあります。
4トンといえば、中型の象がそれくらいの重さですから、全く問題ありません。
そして、その上に床の下地となる、構造用合板を設置します。
「ん?その前に、何か忘れていない?」
と気づかれた方は、かなり鋭い観察眼の持ち主。
そうです、基礎と床の間に断熱材を施工していないですよね?
梅雨時のこの時期、いつ雨に降られてもおかしくありません。
床下に設置される断熱材は、雨に濡れてしまうと、その上から構造用合板で蓋をしてしまうこともあり、湿気が抜けにくいのです。
でも、床がないと工事が進められません。
そこで、まずは床の断熱材を設置せずに、構造用合板を仮止めして、作業を進めます。
構造用合板もビニールシートで覆います。
そんな中で、上棟に向けた木工事が始まりました。
1階の柱、2階の床、それを外側で支える胴差し、2階の柱が組みあがっています。
一気に屋根まで組みあがりました。
後方に晴れ間が見えています。
この間に、ルーフィングまで終えるべく、屋根の野地板に防水シートを設置し、屋根材で覆います。
これで、多少の雨に降られても濡れることなく、家の中の作業を進めることができます。
というわけで、構造用合板の仮止めを外し、断熱材を仕込んだのち、再度、構造用合板でフタをします。
特別なことがない限り、この構造用合板を再び開けることはないでしょう。
そう思うと、この断熱材が濡れている状態でフタを閉めてしまったら・・・。
家づくりには、こういう見えない危険がいっぱいあります。
安全第一、慎重に、丁寧に、仕事を進めます。
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