昨年の夏より工事を始めておりました、海を望む地下室地下車庫のある家。
完成が近づいてまいりました。
少し前の工事の模様からご紹介しましょう。
こちらリビングの様子。
石膏ボードが貼られ、これより内装の仕上げに入ります。
今回の内装は、珪藻土の塗り仕上げ。
石膏ボードのつなぎ目と、ビスの頭の部分を処理しています。
ふと考えると、塗り仕上げなら、下地処理などしなくてもよいのでは?なんて思いませんか?
クロスだと、下地の形がはっきり出てしまいますが、珪藻土で塗るのであれば、下地の凹凸も埋めてしまえそうですよね。
ところがそうはいきません。
これが天井を塗り終わった後の写真。
はっきりと石膏ボードの跡が残っています。
この跡は乾けば消えるので問題ありません。
が、下地調整していないと、ちょっとした振動や地震などの揺れにより石膏ボードにずれが生じれば、ひび割れてしまいます。
塗り仕上げの石膏ボードのつなぎ目には、ファイバーテープという網目状の下地材を貼ってひび割れを防止しています。
こちらは折り上げ天井の中に仕込まれた化粧梁。
養生して仕上げました。
コテの跡がナチュラルに残るように仕上げています。
こちらは廊下の壁面。
横に長いラインが、動きを感じさせます。
廊下はとどまる場所ではありません。
前に進む場所。
想像してみてください。この廊下に立つと、前に進みたくなるような気がしませんか?
玄関正面は意匠性の高い大判タイルで仕上げています。
右手の青い壁は、すでに仕上げた珪藻土の塗仕上げを養生するためのシートです。
内装の仕上げは同時に進めたい、でもまだまだ職人さんの出入りが激しい、ともすると手をついてしまいそう、だったら、養生をしておこう、というわけです。
こちらは2階に上がる階段。
手すりのアイアンが細いですね。
太いアイアンも頼もしくて、それはそれでよいのですが、やはりスタイリッシュに仕上げるならば、細いほうが良いと思います。
こちらはリビングに隣接する和室。
6帖大ですが、吊り押し入れを除くと4畳半の広さです。
6帖の和室に1.5帖分の押し入れを用意すると、合計7畳半必要ですが、押し入れを吊ることで6帖の広さに納めています。
広いリビングがあるので、空間全体として6帖は必要ない、でも来客があって、寝室として使うときには6帖ほしい。
そんな時には、吊り押し入れの下にも布団を敷けるので、便利ですね。
もちろん、吊り押し入れの下には足先が入ります。
というわけで仕上がってまいりました。
奥に見えるのはキッチンです。正面の大きなタイルで仕上げた壁の中央に造作収納がついています。
天井は無垢のオークで仕上げています。
キッチン奥には、二人並んで座れるカウンターを造作した学習室があります。
家族の気配を感じながら勉強するのが一番はかどる、といわれますが、子供が机に向かっている間中、他の家族は黙っていなければいけないのではちょっと困りもの。
リビングから適度に離れた距離に学習室があるとみんながハッピーですね。
なぜこんなに暗い写真を載せているかというと、眺望をご紹介したいから。
正面、養生テープの×の向こうに見えるのが江の島、視線を左に移して、ご近所様の屋根の上に見える横のラインが水平線です。
高台から江の島や湘南の海が見えるなんて、こんなに恵まれた立地はなかなかありません。
このリビングの上に塔屋とバルコニーがありますが、それはまた次の機会に。
こちらが完成間近の2階リビングです。
来月には施工事例でご紹介できると思います。
お楽しみに。
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