あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も例年に倣い、大雄山最乗寺へ、工事安全祈願のお参りをしてまいりました。
昨日、1/6より、2023年の工事が始まっております。
今年、2023年は、社会問題となっている空き家が、1000万戸の大台を超えるとか。
世帯数約5000万に対して、1000万戸も余っていると思うと相当な数です。
空き家問題で取り上げられるのは、中古住宅市場が未整備であること。
でも、問題の本質はそこなのでしょうか?
実際には、買い手が「住みたい」と思える家が少ないことに問題があるように思えてなりません。
ちょっと手を入れれば、十分住める魅力的な家になるのであれば、空き家を放置しておくとは思えません。
売るなり、貸すなり、子ども世代が住み継ぐなり、やりようはいくらでもあるはず。
問題の本質は、ちょっと手を入れたくらいでは、買い手が魅力的だと思えるいい家に仕上がらないということなのではないでしょうか?
だとすると、この空き家問題を解決するには、既存の空き家に目を向けても解決できるものではなく、これから将来に向けて、長く快適に住める良い家だけを建てていき、長い時間をかけて解消していくしかないと思います。
もちろん、1000万戸の空き家の中に活用できるものもあるとは思いますので、それは活用すればいい。
でも活用が難しいものは、残念ながら解体するしかありませんよね。
中古住宅市場を整備するのももちろん大切ですが、それよりも重要なのは、一棟一棟、長く快適に暮らせる家を建てるんだという意識でいい家を建てることが何よりも大切だと思います。
当社もその一端を担っていると肝に銘じ、2023年も引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
さて、タイトルの混構造の家。
昨年末までの工事ですが、進捗をご紹介させていただきます。
前回、上棟までの模様をご紹介しておりました。
2階の内部からみたところです。
大きな窓が二つ並んでいます。
このあと、構造用合板でまずは壁を固めます。
外から見るとこんな感じ。
木造部分は、柱と壁でしっかりと耐震性を高めます。
構造用合板で固めたら、次は断熱材を施工します。
吹付断熱工事を行う前に、窓に断熱材がかからないように養生を行います。
断熱材が壁の内部に隙間なく施工されました。
窓の両サイド中央部分、縦長の空間がありましたが、こちらにもしっかり入っています。
この隙間の上下の木材は下地として必要なもの。
なので、この隙間は結果としてできてしまった空間です。
こういう隙間に断熱材が入らないと、断熱性能がガタ落ちしてしまいます。
ダウンジャケットの一部にダウンが入っていない隙間があったとしたらそこからスースー冷気が侵入しますよね?
そういうことです。
RC造部分の断熱材はそれとわかるようにピンクに着色しています。
1階部分の断熱材施工も完了しました。
構造用合板の壁を透湿防水シートで覆います。
台風などの時に万一壁の内部に雨水が浸入したとしても、構造躯体まで濡れないようにガードします。
この透湿防水シートの表面は水に濡れてしまっても、外壁との間に空気層を設けているので、自然に乾きます。
透湿防水シートの外側に外壁材が施工されました。
旭化成のALCボード。
軽くて強いコンクリートの壁材です。
取り付ける際は、あらかじめ空いている穴にビスを通し、下地に打ち付けます。
取り付けが終わった後、このように穴を埋めます。
穴を埋めたら、まずは下塗りを。
この段階では、まだ白い無地な感じ。
仕上がりはグランロックで、岩のように。
引いてみたところですが、冬至に近い、陽の低い時期でしたので、光ってわかりにくいですね。
外観のお色味は、別の機会に改めてご紹介することにします。
最後は階段。
恐竜の背骨とあばら骨を思わせるようなアイアンの階段です。
これまでは、階段の両サイドをギザギザの板で支えるタイプが多かったと思います。
こういう感じ。
今回は、よりシンプルにしたいというご要望から、1本の太い鉄骨で支える形状の階段を採用しました。
サイドに手すりを付けています。
このあと、踏み板に木の板を載せて完成です。
仕上がりが楽しみです。
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