先週、主に室内をご紹介した、『地下室地下車庫のある家』@横浜市港北区。
今週は、光を通す工夫について、ご紹介していきましょう。
当社が得意とする、『地下室・地下車庫のある家』は、地下やロフト等の容積率緩和措置を
フルに活用して、必要な面積を確保します。
今回の建物は、第一種低層住宅地域にも関わらず、43坪の土地に63坪の床面積を確保
しています。それだけ、階層を増やしているわけです。
今回の建物は、地下、1階、2階、屋上の4層をとっています。
層を重ねると、どうしても陽あたりが悪いところが増えてきます。
地下はもちろん、間仕切りされた中階層の北側は暗くなりますし、
バルコニーなども下層階へ日照を届ける妨げになります。
今回の物件では、このような工夫を施しました。
まずは、手前のドライエリア①の実際の写真をご覧頂きましょう。
玄関が地下車庫の奥にありますので、このドライエリアがなければ、昼でも真っ暗です。
玄関のドライエリアは、地下室にも光を届けます。
奥に、ガラスブロックが見えるでしょう?
あの先は地下車庫になっていて、ドライエリアの光を、地下車庫にも届けています。
裏側はこんな感じです。
さて、この写真には、もう一つ光を届ける工夫がされています。
わかりますでしょうか?
最初の模型の写真、天窓①ですね
昼間は車庫がしまっていても、玄関前に光を届ける天窓です。
1階でその模様を確認してみましょう。
1階の天窓は、2階バルコニーの影に隠れてしまうのですが、
バルコニーを格子状の鉄の鋼材にして、光を通しています。
次は北側の天窓②を見てみましょう。
まずは模型のアングルを変えてご覧頂きましょう。
2階の南側は間仕切りの多い居室のため、北側に光が届きません。
だから、上から光を通します。
屋上の北側部分の屋根に天窓を設置しています。
この下はこんな感じ
しっかりと光が届いています。
もうひとつの天窓は、階段室に光を届けています。
このように多層階住宅の課題である、光の問題を
解決しています。
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