9月28日のブログでご紹介した、RC賃貸併用住宅も工事が進捗してまいりました。
この写真だと何階かわかりませんね。前回までに1階が終わっており、この写真は2階の配筋です。
壁の配筋が終わると、このようにコンクリートを打設するための型枠を作っていきます。
2階屋上の位置から見た、2階の全景です。黄色いパネルのような面が、コンクリートと直接触れる部分です。
型枠と型枠の間に梁部分の配筋を行っていきます。
壁に比べて、鉄筋の量が多く見るからにゴツイ感じです。
梁が終わると、2階の天井=3階の床となる部分の配筋を行っていきます。
2階の天井、3階の床部分の配筋が完了しました。きれいに組み上がっています。
さ、いよいよ、コンクリートを打設します。
と、その前に打設するコンクリートの質が、決められた状態になっているかどうかを検査します。
向かって右のメモリがついている、なにやら測定器らしきものは、コンクリートの堅さ(流動性)を調べる測定器です。
黒板に『スランプ 18.5cm』とありますよね。これは、30cmの高さから、あるかたまりの生コンクリートを落とした時に、
18.5cm沈み込む堅さであることを表しています。目盛り18.5cm位のところまで、沈んでいるのがわかります。
流動性の他に、コンクリートの強度についての情報もこの黒板には書かれてあり、その情報をこの写真で記録しています。
そして、本当にその強度通りのコンクリートが使われたのかを、左手前のコップのような入れ物に入っている
コンクリートで調べます。もちろん、自社で調べるわけではなく、第三者機関の建材研究所という法人があり、
そちらにこのコップを持ち込んで、構造計算で割り出された予定通りのコンクリートで工事されているかどうかを検査します。
この検査、1回だけではありません。コンクリートの打設工事を行う度にやるので、今回の現場では5回以上も、
同じ検査を繰り返します。
さて、現場です。コンクリートの打設が始まっています。
あれ?中央奥と、右手前に細長い穴があいているのわかりますか?
さてこれは何でしょう?
実はこれは、先ほどご覧いただいた室内側の型枠を外した後、その型枠を上に持ち上げる穴なのです。
2階のコンクリートが固まった後、型枠を外します。そして次は、3階の鉄筋を組み上げていきます。
今日ご紹介している工程が繰り返されるわけですね。壁の鉄筋が組まれたら、型枠を取り付けて、
型枠が組まれたら、梁の鉄筋を組んで・・・・というわけで、上に引っ張り上げた型枠を、今度は3階の
型枠として、きれいに拭いて使っていくんです。効率的でしょう?
このような、施工上必要なためにあける穴を 『駄目穴』(ダメアナ) と言います。使用後は塞ぎます。
きれいに打設完了です。
さあ、来年3月の完成に向けて、作業を進めていきます。
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